駒大・今永昇太投手が登板回避、左肩腱板炎症にスカウト「嫌な場所」

今永昇太, 東野龍二, 駒澤大

 昨日開幕した東都大学リーグ、駒澤大vs拓殖大の試合ではドラフト1位候補でエースの今永昇太投手の先発が告げられなかった。2週間前くらいの練習で左肩の痛みが出て、診断の結果、左肩腱板の炎症と診断されたという。その後はノースローで調整しているといい、監督は無理をさせないとの考えを示した。

スカウト大挙も登板回避、左肩腱板は「いやな場所」

 この日はドラフト1位候補の今永昇太投手の開幕と言う事もあり、また、第二球場では高校野球春季東京都大会で、関東第一のオコエ瑠偉選手が出場したこともあり、スカウトが大挙して詰めかけていた。しかし今永投手が登板する事は無かった。

 中日は中田スカウト部長、石井チーフスカウト、そして正津スカウトの3人で視察に訪れたが、中田部長は「どのくらいの状態なのかわからないが、将来に不安を残すものなのか、そこだけ」と話し、「嫌な個所ではある」と左肩腱板の炎症について話した。しかし、「実力は分かっている。治った後にどのくらい投げられるか、あらためて見ればいい」と、復帰後の投球に期待をしていた。

 今永投手は元々ルースショルダー気味だというが、高校、大学でもボールが投げられなくなった故障は初めてだという。今永投手は「大きなケガではないし、日に日に良くなっている」と話し、「下半身のトレーニングをしっかりとしたい」と前を向いた。

 西村監督も、「無理して投げさせるつもりはない」と話し、完全に治るまで登板はさせないことを明言した。現在はノースローの状態のようで、痛みが引いてから登板したとしてもリーグ戦終盤になるとのこと、または今シーズンの登板はさせない可能性もある。

 リーグ戦はもちろん、7月に行われるユニバーシアードでもエースとしての活躍が期待されており、侍ジャパン大学代表にとっても、明治大の上原健太投手も不調のようで不安な状況になってきた。

 

2年生エース候補、5安打完封

 エースが登板を回避した駒大は、2年生の東野龍二投手が先発し、拓殖大打線を5安打7奪三振で完封した。東野投手は昨年秋の明治神宮大会の準決勝・東農大北海道戦で先発して7回3安打7奪三振で無失点、また決勝でも先発を任されると、明治大を5回ノーヒット6奪三振と、今永投手以上の投球を見せていた。

 球速は最速でも140km/h、この日も139km/hだったが、そのストレートに伸びがあり、27アウトでフライは14個と、今永昇太投手ばりのストレートの伸びを武器としての好投だった。175cmとあまり大きくない左腕という所もタイプは似ている。これからパワーも付けてくれば、2年後が楽しみな投手となる。

駒澤大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

今永、左肩痛 中日スポーツ紙面 2015/4/8

 

今永、登板回避 西日本スポーツ紙面 2015/4/8

 

 今後は特別な治療を受けず、ノースローで回復を待つ。西村亮監督(41)は「無理して投げさせるつもりはない」との考えを示し、復帰時期は未定だ。

 エースのアクシデントも雨もはねのけた。6点リードの5回2死二、三塁。東野は長打力のある拓大の新人・岸をスライダーで左邪飛に仕留め、得点を許さなかった。足元が滑る中、要所を締めて5安打完封。「今永さんが投げられないので必死で投げた。完封は素直にうれしい」と笑顔で振り返った。


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