来年ドラフト注目スラッガーの早大・吉納翼選手が２打席連続ホームラン、加藤孝太郎投手は完封でプロ志望

東京六大学リーグでは早稲田大が東大に勝利、3年生の吉納翼選手が2打席連続ホームランを放った。小宮山監督も「モノが違う。とんでもないバッティングをします」と評価する。

東邦高校で44本塁打

吉納翼選手はこの日、0-0で迎えた4回1アウト2塁の場面で、外角のカットボールを共振すると、バックスクリーン右に運ぶ先制の2ランホームランを放った。続く6回、1アウト2塁の場面ではストレートを捉えると、打球はバックスクリーンへ特大のホームラン、2打席連続ホームランを記録した。

この日は5番ライトで出場し、2回の第1打席でもランナーがいる場面で打席に立ったものの併殺に倒れており、「内心はヤバイと思っていた。打ち急ぐ、自分の悪いところが出ていたので修正しました」と話した。

この日は小宮山監督が58歳の誕生日で、「監督から白星がほしいと言われたので、自分のバットでプレゼントできてよかった」と話す。小宮山監督も「1打席目の併殺があるので喜べないんですが、２本目でお分かりのようにモノが違う。とんでもないバッティングをします」と評価した。

東邦高校で通算44本塁打を放ち、ドラフト候補として注目されたスラッガー、今春も2本塁打をはなっているが、これでリーグ通算5本目。東京六大学でいよいよ頭角を現し初めた。

そしてこの日はエースの加藤孝太郎投手が先発すると、東大打線を3安打10奪三振で完封した。開幕前までは調子が上がらずにいたが、開幕戦でエースの投球を見せ、「志望届は出すつもりです」とプロ志望を表明した。