社会人野球日本選手権では、埼玉西武が巨人と競合の末に獲得した、東芝の宮川哲投手が登板し、最速153キロの速球を見せた。2回2/3を投げて2失点で降板したが、西武の潮崎編成グループディレクターは絶賛した。
150キロ台連発
2点をリードされた6回に登板をした西武ドラフト1位の宮川哲投手は、先頭の横川選手にいきなり151キロの速球を投げ込むと、続く宝島選手へは153キロのストレートを投げた。その後も軽く投げても148キロのストレートで、6回は12球中11球がストレート、そのうち6球が150キロ超という球威だった。
この投球に埼玉西武の潮崎編成グループディレクターは、「先発の方がいろんな変化球を投げられて宮川らしい投球になるけど、どこでもできるね」と、この球威であればリリーフでも起用できると絶賛した。
7回も150キロ前後の球で押したが2安打を許し、この回は何とか抑えたものの8回には2アウト2,3塁の場面でタイムリー3ベースヒットを許して2失点し降板した。2回2/3を投げて5安打1奪三振1四球で2失点という内容に、「ああいう場面でしっかり抑えられる投手になりたい」と反省していた。
宮川投手は真っすぐの威力は十分だが、そのストレートを振り込まれて打たれるケースが見られる。バッターにとってもそれほど苦にしていない雰囲気があり、プロでは変化球を巧みに使った投手になるのではと思う。その時には制球力が重要となり、プロではどのくらいコントロールできるかが、活躍するポイントとなってきそうだ。
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