八王子学園八王子で、191cm86kgから149キロの球を投げる大型左腕投手として注目された羽田慎之介投手が、最後の夏に登板が無く、高校野球を終えた。
医師と相談
羽田慎之介投手は昨年秋に大ブレークし、大型左腕からの140キロ中盤の速球を武器に東京大会を勝ち上がって注目された。しかし、左肘を痛め、それ以降は練習試合でも公式戦でも短いイニングしか登板していなかった。
最後の夏の復帰を目指していたが、この日の前日も骨髄浮腫と診断された左肘の超音波治療などを行っており、安藤監督は「昨日が最後の治療で、今日はノースローにしてくれと言われた。勝ち上がれば投げさせる予定だった」と、この日はノースローにすることを決めていた。
狛江との試合は、継投で粘ったものの勝ち越しを許すと、9回最後の打席に代打で羽田選手が出場し、外野フライに倒れた。
元々プロ志望も
注目度は高い。この日も9球団のスカウトが視察に訪れていた。それでも登板を見ることができず、機会があれば投球練習を見に行く、というスカウトもいたという。
羽田投手は進路について、「大会前はプロ志望届を出すつもりだったが、この夏に1試合も投げていないので、いろんな人と相談して決めたい」と話した。
肘の治療は24日で終わったようで、この後、投球練習を徐々に増やしてゆき、9月くらいに全力で投球できるようになれば、それをスカウトがチェックし、その評価を得てプロ志望ということになると思う。
素材としては非常に楽しみで、もし、万全で投球ができていたら、ドラフト上位候補になるかも知れないと思わせる投手だった。今後、ケガの回復、そして進路についての決断が注目される。

骨髄浮腫と診断されていた左肘は超音波治療などを前日までしていた。安藤徳明監督(59)は「きのう(24日)が最後の治療で(ドクターから)きょうはノースローにしてくれと言われた。勝ち上がれば投げさせる予定だった」と明かした。
結局、最後の夏は1球も投げられずに終わった羽田は「エースなのに投げられず、自分の努力が足りなかったのかもれいない。悔しい」と話し、進路について「夏前はプロ志望だったけど、夏は1試合も投げてない。いろんな人と話して決めたい」と熟考する考えを示した。

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