東京国際大・伊藤和雄投手、150km!課題も・・・

選手コラム

 全日本大学野球選手権、1回戦、東京国際大VS龍谷大、古葉監督が率いる東京国際大の先発は4年生の伊藤和雄投手。リーグ戦では145kmのストレートで創価大を完封するピッチングを見せた投手だ。

 角度のあるストレートは常時140km以上をマークし、最速は150kmをマークした。角度があり低めに行っている。しかし球速が出ている球ほどバットに当てられた。初回に145km前後のストレートを狙われて1失点。しかし2回2アウトに龍谷大1番・塩見選手を3球三振に打ち取ってから変身する。
 相手を見下ろすようにテンポ良く投げられるストレートは130km後半に球速が落ちたが、スライダーやフォークと腕の振りが近くなり、3回は137km、143kmのストレートでそれぞれ見逃し三振を奪った。2回から8回までノーヒット、7三振を奪う。

 だが9回に再び力が入ってしまう。先頭打者に四球を出したあとにタイムリー2ベースを打たれて同点とされてしまった。

 2回から8回でもランナーを出すと球速が140km中盤を越える場面があった。150kmもそこで出た数字だ。だが、ストレートはバットに当てられるようになってしまう。

 ストレートに力があることは十分わかった。それ以上にスライダーやフォークボールの精度が良かった。なので今後はストレートの腕の振りを変化球に近づけるようになれば、あと1レベル高い実績を残せるのではないかと思います。もちろん、それがプロでの事になるかもしれません。

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    この記事を書いた人
    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
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