中日ドラフト5位、東邦・藤嶋健人選手が契約金3000万円、年俸540万円で合意

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中日はドラフト5位で指名した東邦高・藤嶋健人選手と、契約金3000万円、年俸540万円で入団合意した。「いきなりこんなお金をもらえるんだ」と藤嶋選手は驚いた。

投手として

藤嶋健人選手といえば、投げては甲子園で1年生からマウンドを経験し、140キロ前半から中盤の速球を投げ、また打っては昨年明治神宮大会の2本塁打など高校通算49本塁打の長打力がある。

今年、センバツでは関東第一戦で8回2/3を投げてわずか1安打、11三振を奪って無失点に抑える好投を見せたが、130キロ中盤の球でコントロール重視で1年生のように気迫を全面に出すようなピッチングからは落ち着いた投球を見せた。しかし夏は、故障の影響もあったようで初戦は登板せず、2回戦の八戸学院光星戦では2回1/3で6安打4失点、聖光学院戦でも5回9安打4失点と、厳しい内容だった。スカウトからは投手としてよりも右のスラッガーとして評価する声が高かった。

しかし藤嶋投手は投手としてのこだわりを示し、プロでは投手としてやりたいと表明をしていた。U18代表ではインドネシアを5回パーフェクトに抑えるなどアピールもした。そして中日が投手としての能力を評価し、ドラフト5位で指名した。

個人的にも右のスラッガーとして将来性が十分だと思うが、自らが選び強くアピールした以上は投手として成功をしてほしい。鋭い腕の振りで投げられるようになってほしい。持ち前の気迫をベースに140キロでも押し込めるような投手となれば、リリーフなどで球場を沸かせる選手になりそうだ。

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契約金の金額に「いきなりこんなお金をもらえるんだ…」と生唾を飲むと、「1億円プレーヤーは素直にすごいと思う。それくらいの選手になれるようにがんばりたい」と18歳らしい大きな夢も描いた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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