21世紀枠からは3校が選出、出場有力チームは?

高校野球ドラフトニュース2017年ドラフトニュース

センバツ大会、21世紀枠からは、各地区から選ばれた9校の中から3校が選出される。

出場有力は?

地区 高校 秋の成績
北海道 富良野高校 北海道大会ベスト8
東北 不来方(こずかた)高校(岩手) 岩手県準優勝、東北大会初戦敗退
関東 石橋高校(栃木) 栃木県準優勝、関東大会初戦敗退
東海 多治見高校(岐阜) 岐阜県優勝、東海大会初戦敗退
北信越 富山東高校(富山) 富山県準優勝、北信越大会ベスト8
近畿 洛星高校(京都) 京都府ベスト8
中国 倉吉東高校(鳥取) 鳥取県ベスト4
四国 中村高校(高知) 高知県優勝、四国大会初戦敗退
九州 高千穂高校(宮崎) 宮崎県準優勝、九州大会初戦敗退

成績

21世紀枠の高校が甲子園に出場して、大きく点差が開いてしまうのは高野連としても避けたい。まずは甲子園でも勝利がつかめる実力があることがベースとなる。

選出チームの中で地区大会に出場したのは北海道の富良野高校と北信越の富山東の2校、富良野高校は旭川地区を勝ち上がって全道大会に出場すると、初戦となる2回戦の双葉戦で3-1で勝利した。準々決勝では遠軽に2-8で敗れている。富山東は1回戦の村上桜ケ丘に4-2で勝利したが、準々決勝では優勝した福井工大福井に1-11で5回コールド負けを喫した。

地区大会初戦敗退組では、不来方は八戸学院光星に0-2とまずまずの試合、石橋は準優勝の東海大市原望洋と2-5で敗れている。多治見はベスト8から登場し準優勝した至学館に1-2と接戦で敗れた。中村はベスト8から登場し英明と延長13回の末5-7で敗れている。高千穂はれいめい戦で0-5で敗れている。

洛星は京都府大会準々決勝で龍谷大平安に0-5で敗れており、倉吉東は準決勝で境に敗れ、3位決定戦でも米子松蔭に敗れて中国大会出場を逃している。

地区大会で勝利した2校と初戦敗退組は力は互角とみられそうで、そうなると岐阜で優勝している多治見と、高知大会で明徳義塾に2-0で勝利している中村、そして栃木大会決勝で、夏の覇者で関東大会優勝の作新学院と1-5の試合をした石橋などが有力か。

話題性

21世紀枠は話題性も求められ、特に文武両道や、公立、歴史・文化といったものがキーワードとなる。

文武両道でいうと学校の偏差値などが話題になるが、国公立大進学の多い進学校の石橋、富山東、東大・京大の合格者の多い洛星が注目される。公立というキーワードでいくと洛星は私学だがその他は公立となっている。

歴史や文化でいくと、高千穂は来年創立100周年で甲子園出場はこれまでなく、倉吉東は1913年に創部された伝統校、春夏3度の甲子園出場の経験がある。中村は1977年に甲子園に出場しているが、部員12人で準優勝をし「二十四の瞳」と話題になった事がある。

洛星は部員数がわずか10人だが、全員が全ポジションを守る全員野球で京都大会ベスト8まで勝ち上がった。富良野高校は昨年夏の台風で甚大な被害を受けながら北海道ベスト8入りをしている。

選考は難しいと思うが、個人的には中村高校と石橋高校は有力、3校目に多治見か富山東という所か。

センバツ出場候補の高校と注目選手一覧

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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