福岡ソフトバンクのドラフト3位指名、慶応大の広瀬隆太選手が、契約金6000万円、年俸1000万円で仮契約を交わした。東京六大学20本のスラッガーがソフトバンク入りする。
考える事で
広瀬隆太選手は慶応幼稚舎の1年で野球を始め、慶応普通部時は世田谷西シニアでプレーし、慶応高では1年秋からベンチ入りすると、2年時は春・夏の甲子園に出場した。慶応大でも1年秋からレギュラーとなり、1年秋と3年秋に二塁手としてベストナインに選ばれ、侍ジャパン大学代表にも3年時と4年時の2年に渡って選ばれた。
広瀬選手の特徴はとにかく長打力、腕で当てて振るだけでも外野フェンスまで飛んでいくような感じで、しっかりと捉えた打球は一瞬でホームランと確信できる当たりになる。またストレートに強く、タイミングが合えば頭付近の高い球で、アウトコースもインコースもレフトスタンドに持っていく。ちょっと規格外の打球を飛ばす。
守備としてはファーストが良いと思うが、二塁手、三塁手としてもプレーをしており、さらに磨いてレギュラーを狙うことも考えられるが、ソフトバンクの場合は3塁に栗原選手の他、井上朋也選手がプロスペクトとしており、一塁には中村選手がいる。当面のターゲットとしては中村選手のポジションだが、二塁の三森選手の所に入って超攻撃的布陣になる可能性もある。
慶応幼稚舎から慶応大まで慶応歴が長い広瀬選手、今年、甲子園で優勝を収めた慶応高の森林監督より「自分で考えることが大事」と言葉をかけられ、高校、大学では野球ノートに状態や感覚を書き続け、言語化しながらうまくなることを考えてきたという。
これから入るプロ野球では、自分の打撃が思うようにいかないと感じる時もあるかもしれないが、その時にこの考える事を実践してきたことが大きく役立つだろうと思う。
プロ野球でも桁外れの長打を見せてほしい。



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