阪神、早大の吉納翼外野手を上位候補にリストアップ - ドラフト会議ホームページ Draft home page

阪神は、スラッガータイプの外野手として早稲田大の吉納翼選手をドラフト上位候補にリストアップしていることが分かった。２位〜３位で指名を目指す。

５人態勢で視察

吉納翼選手は今季4本塁打を放っている左の外野手で、9月29日の法政大戦では、ドラフト指名候補の151キロ左腕・吉鶴翔瑛選手から、逆方向のレフトスタンドに3ランホームランを放ち、ドラフト上位候補として注目されている。

このホームランを阪神は5人態勢で視察をしており、この時期はコメントを出さない阪神スカウトに変わり、他球団の関係者が「左対左で、しかも逆方向にあそこまで飛ばせる打者はなかなかいない。甲子園の浜風にも乗せられる」と評価した。

阪神は外野を近本選手、森下選手が固めており、もう一つを若い前川選手、井上選手、野口選手などが争っているが、藤川監督は「うかうかしていられないぞ」と外野陣に奮起を促しており、まだまだ競争を高めてゆきたいという狙いがある。

球団では外野手の候補として青山学院大の西川史礁選手や大商大の渡部聖弥選手、豊川のモイセエフニキータ選手、富士大の麦谷祐介選手などをリストアップしているが、左打ちで長打力で言えば吉納選手がナンバーワンという評価になる。

吉納選手には他球団も評価が高く、2位か3位で指名を目指す事になりそうだが、2位では即戦力捕手の指名も検討しており、どちらを先に指名するかなどで頭を悩ませる事になるか、それとも先に指名されてしまっている可能性も低くはない。この動きによって更に上の順位に繰り上げる球団もあるかもしれない。