読売ジャイアンツの2019年のドラフト

 

読売ジャイアンツ/ドラフト最新記事

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補強ポイント分析

チーム構成(年齢・ポジション別):2020年

:ルーキー、:退団、:加入

投手 野手
捕手内野手外野手
右打左打右打左打
堀田賢慎井上温大19山瀬慎之助   菊田拡和
伊藤海斗
直江大輔,戸郷翔征
平井快青,沼田翔平
横川凱20 増田陸,黒田響生松井義弥 山下航汰
山上信吾,田中優大 21 湯浅大,折下光輝比嘉賢伸荒井颯太 
高田萌生,堀岡隼人
太田龍
大江竜聖,橋本篤郎22    加藤脩平
加藤壮太
與那原大剛巽大介23     
 高橋優貴24岸田行倫岡本和真平間隼人  
鍬原拓也,谷岡竜平,古川侑利
高井俊,山川和大
田口麗斗25広畑塁
小山翔平
北村拓己 村上海斗,笠井駿 
畠世周 26  吉川尚輝 松原聖弥
桜井俊貴今村信貴,中川皓太27 山本泰寛,増田大輝田中俊太,若林晃弘 重信慎之介
宮国椋丞戸根千明,池田駿28大城卓三 吉川大幾  
  29田中貴也    
鍵谷陽平 30    谷岡宗一郎
菅野智之,田原誠次高木京介,藤岡貴裕31小林誠司   丸佳浩
沢村拓一 32 坂本勇人   
野上亮磨,山口俊 33炭谷銀仁朗  陽岱鋼 
  34     
  35     
  36     
大竹寛 37     
  38 中島裕之  亀井善行
岩隈久志 39     
  40~     
  小計     
 合計 

2019年の戦力と将来のチーム予想

投手
 2019年5年後予想
先発山口俊 (32)15勝4敗
菅野智之(30)11勝6敗
桜井俊貴(26) 8勝6敗
高橋優貴(23) 5勝7敗
今村信貴(26) 3勝2敗
菅野智之(35)
桜井俊貴(31)
高橋優貴(28)
畠 世周(30)
田口麗斗(29)
戸郷翔征(24)
高田萌生(26)
中継ぎ田口麗斗(24)55試合17HP
沢村拓一(31)43試合15HP
高木京介(30)55試合13HP
大竹 寛(36)32試合12HP
戸根千明(27)26試合 8HP
沢村拓一(36)
戸根千明(32)
大江竜聖(26)
池田 駿(32)
抑え中川皓太(26)67試合16S 
2軍
(3年目まで)
高田萌生(21)108.1回
池田 駿(27) 55.0回
戸郷翔征(19) 42.0回
大江竜聖(21) 42.2回
野手
守備2019年5年後予想
捕手大城卓三(27)109試合、打率.265、 6本岸田行倫(28)
一塁手岡本和真(23)143試合、打率.265、31本岡本和真(28)
二塁手山本泰寛(26) 92試合、打率.232吉川尚輝(30)
三塁手ビヤヌエバ    73試合、打率.223、8本北村拓己(29)
遊撃手坂本勇人(31)143試合、打率.312、40本坂本勇人(36)
外野手丸 佳浩(30)143試合、打率.292、27本
陽 岱鋼(31)110試合、打率.274
亀井善行(37)131試合、打率.284、13本
丸 佳浩(35)
山下航汰(24)
重信慎之介(31)
2軍・捕手岸田行倫(23) 92試合、打率.293【予想打順】
1吉川
2坂本
3丸
4岡本
5山下
6岸田
7重信
8北村
2軍・内野手北村拓己(24)112試合、打率.290
湯浅 大(20) 67試合、打率.240
村上海斗(24) 51試合、打率.156
2軍・外野手松原聖弥(25) 96試合、打率.287
山下航汰(19) 90試合、打率.332、7本
加藤脩平(21) 85試合、打率.269

補強ポイント

2019年戦力から
【先発●】山口、菅野を軸の二人が絶大で、桜井、高橋、今村の若めの投手陣がチャレンジ、畠、田口などが調子が故障などもあり調子が不安定の中で起用されたが、2枚軸以外はまだローテーションを認められているとは言えない印象。若い世代の投手として戸郷選手が起用された。
【リリーフ▲】マシソン投手が離脱する中で田口、高木、戸根、沢村、大竹などを駆使し、中川も不安定ながら起用され、何とか抑えたという感じ。16Sは少なく、絶対的な投手は不在だった。
【捕手●】小林、大城、炭谷の併用体制がまずまずの安定感を見せた。大城は打撃に優れ、小林は実績がある。岸田も起用しながらまずまずの安定感がある。
【内野手▲】坂本は核として格のある選手で、これ以上の選手はいないだろう。岡本も2年連続で結果を見せ、これで大丈夫だろうという所に到達した。セカンド、サードは今年も変わらず安定せず、サード岡本、ファースト大城も多かった。若林・山本が入るものの、まだ物足りなさを感じさせ、吉川が戻ればセカンドは固まるが、サードは村田がいても良かったかもと思わせる。
【外野手●】丸選手がしっかりとした軸となり、ベテランの亀井選手と陽選手が力を見せた。また重信、ゲレーロなどもある程度の成績は残し、重信選手は成長をしている。亀井選手の働きが大きいがベテランでもあり、もう1枚欲しい所ではある。しかし、将来のFA戦略を考えると外国人で穴を埋めておく形か。
世代表・将来のチームから
【投手●】大学卒投手が1軍で成績を残しはじめ、5年後を見ても先発で一定のレベルはありそうな感じ。ただし、菅野投手がベテランになっていく中でこの中でエースと呼ばれる存在は?と言われると挙げられない。若い中から戸郷選手、高田選手などの台頭も期待でき、層は厚くなりそうだ。
また、右はある程度完成度の高い投手もいる中で、左は素材型の選手が多く、左投手はさらに指名があるかもしれない。
ただしリリーフは厳しい状況が続く。森福、鍵谷などを補強しているが絶対的な存在は作ることはできない。力で押し切るような投手が欲しい所ではある。
【捕手▲】小林、大城、岸田で長い期間はいけるかもしれないが、やはり阿部のような打撃でも中心になるような選手は欲しい。23歳以下の選手がいない他、ファームでは捕手の層が薄いため、打撃に注目した捕手を指名して行きたい。
【内野手●】北村選手は試合経験も多く積み、成績も残した。来年からは1軍でプレーをしている可能性がある。そうなると、坂本選手が交代期になるのに向け、若手内野手の育成を進めたい。ただし昨年のドラフトで指名はできており、左の内野手を指名しておきたい
【外野手▲】山下選手が頭一つ抜け、将来に期待を託せる選手となりそう。亀井選手の後釜として入っていけそうだ。重信選手も1軍レギュラーになっていく素質を見せているが、その次の選手となっていくと、やや年齢の高い松原選手だけという非常に層は薄いと感じる。
戦力外・引退
 戦力外の1次発表では契約を結ばない選手、育成として再契約しそうな選手10人を戦力外とし、また、森福選手を戦力外とした。そして阿部選手の引退を表明した。
右投手4人、左投手5人、左内野手1人、捕手2人が抜ける事となり、特に投手はここ3年で指名が多かった事もあり、その分押し出された形。今のところ、大学生選手が1軍で投げている事が多いが、高校卒選手から1軍で投げる投手が出てきてほしい。
フロント・監督のビジョン
〇監督:内野手出身
原監督は選手の掌握に優れ、チームを統一して率いる力がある。その反面、起用に厳しさもあり、リスクを取っての起用というのは、あまり見られない傾向。課題があるものの若い選手を我慢して使うという事はあまりできないように見える。

狭い東京ドームだがかつての巨人の様に4番バッターを並べるという事はせず、投手・打撃・守備とバランスを取ってゆき、1軍半の選手をうまく運用しながらチームを持たせていく。ただし、それができるのは坂本・岡本・菅野といった軸がはっきりしているからこそではある。

また巨人はFAで他球団の選手を獲得できる資金力や環境がある。山口投手や丸選手を見ると、その方が確実性が高いようにも見え、今後も他球団、特にセリーグの選手を獲得していくのではないかと思う。

実績が示す通り、原監督が指揮を続ければ良い成績を残していくだろうと思うが、ある程度の時期で阿部などに指揮をとらせようとしており、長期政権とは考えていないような感じもある。

そのため、ドラフト会議では即戦力というよりは、次期監督のための戦力補強という事をしそうで、昨年も1位以外は高校生の指名となった。今年も将来性を中心とした形で、1,2人だけ補強ポイントの即戦力選手を指名するのではないかと思う。

補強ポイントまとめ

 投手捕手内野手外野手
2019年戦力から
将来のチームから
戦力外・引退から   
チーム・監督の方針から
実際の指名2110112

スカウティング情報

視察選手

※数字は優先順予想

スカウトコメント

奥川恭伸大塚球団副代表編成担当:◎「すぐ使えるよね。完成度も高いし、スライダーもいい」
長谷川スカウト部長:◎「制球、球威が抜群。内も外もすべて制球できている。同じ球種でも腕の振りを緩めたり振ったりして、三振を取るコツを知っている。高校生で変化球をコースに投げ分けて、緩急をつけられる投手はいない。国際大会でベストパフォーマンスができることがすごい。即戦力といっていい。智之タイプ」
◎「バランス、球威、変化球の精度など全てが高校生としては突出している。マウンドでのプレートさばきも落ち着いており、センスを感じる。高校生の中で一人プロか社会人の選手がいるみたい。」
○「調整が遅れているように報じられていたが、すばらしい。どのボールでもカウントを取れるし、勝負球としても質の高さがある。落ち着いているし投手としての雰囲気がある。球威、変化球のキレ、安定感もある」
○「上体の使い方が柔らかく、投げる瞬間で力を集約するのがうまい。コントロールもいいしスピード以上に低めのボールがきている。本当に楽しみな選手です。」
織田スカウト:○「力を入れたボールの角度、キレはいいものがある」
○「いいボールで長いイニングを投げられていたと思う。順調に夏を迎えられそうで良かった」
○「直球も変化球も強弱をつけていた。」
佐々木朗希長谷川スカウト部長:◎「誰が見たってすごい。ビックリした。長くスカウトの仕事をやらせてもらっているけど、初めて見た時に鳥肌が立った選手は初めてという話をさせてもらった。最上位というか1位候補に間違いございません」
○「故障はしょうがない。かばって肩、肘を痛めるよりはね。ボールの強さはあった。手元での伸びが違うし、ビジュアルやミットの音は素晴らしい。いいときも見てるし、評価は変わらないです」
◎「すごいよ。ボールもすごいけど、走る体のバネとかね。あれだけ高く、無意識にポーンと足が上がって腕をバーンと振る。あれを目指してやろうとしてもできない。初めて見た。それくらい衝撃を受けた。大谷君も見た。確かに大谷君もすごいなと思ったけど、佐々木君の方がすごいと思う。ボールの強さが違うね。大谷君も160キロ出たけど、佐々木君の160キロは、えっ、そんなもんかな、もっと出たんじゃないのって思った。クイックもできるし、変化球のコントロールも。腕が緩まない。そういうところも、やっぱり魅力」
◎「スピードだけでなく質も抜群。体ができればすごい投手になる。智之の高校時代と比べたら10対1だよ。変化球もクイックも上手にできている」
柏田スカウト:○「いつも通り素晴らしい。1つ2つランクが上の大学代表を相手でも、まだ全力じゃない。佐々木くんの、あれだけバンバンとストレートで押していくところも良いですね。フォークがナックルみたいに揺れて落ちている。キャッチャーにとっては見たことのないような球。捕れなくても仕方がない。」
○「投球フォームもボールもいつ見ても美しい。スタミナも大丈夫でしょう。抜くところは抜くし、抑えめの球もリリースが変わらずにすごかった。150キロはいつでも投げられる。春からやってきた成果じゃないですか」
◎「今日のスライダーはすごかった。今まで見た中でマックスの切れ、スピード、曲がり幅、高校生が打つには難しい。変化球のコントロールはひとつレベルを上げている。何を投げても一級品。」
○「いろいろ考えながら、チームが勝つために自分を殺してやっている。こういう勝ち方がしたいんでしょうから。」
○「テーマがあったんでしょう。球をコントロールしたい意識が表れていた。チェンジアップの抜け方も良い。全てに光るものがある。人も集まって、ピンチで真っすぐいきたいところでもテーマ通り変化球。強い意図を感じるし、テーマを持って投げている。夏には、こういう対応をしないといけないと分かっているのでしょう」
◎「松坂だってマー君だって前に飛んでいた。今までこんな投手は見たことがない。相撲で例えるなら白鵬。行くチームによっては来年1軍のエースだよ。普通にケガ無くやって開幕を迎えてほしい。そんな感じの投手です」
◎「衝撃を受けた。18・44メートルではなく、14メートルの距離で投げている感じがする。走り方を見たら、プロのトレーニングにも十分対応できると思う。もっと大きくなる。ストレートのキレは、今プロに入っても3本の指に入る。びっくりした」
織田スカウト:○「久しぶりの実戦でもフォームのバランスよく投げていた。最大出力じゃなくとも、キレも球威もほれぼれするくらい」
武田スカウト:◎「要所でのギアの入れたボールが素晴らしい。落ち着いた投球ができて素晴らしい。ものが違う。良すぎて言葉が見当たらない。余力を残しているので、末恐ろしい。近い将来、日本を代表するような投手になる」
森下暢仁長谷川スカウト部長:◎「どの球種でもストライクが取れるし、緩いボールも操れる。内野をやっても驚かないフィールディングなど、投手に必要な力が高い。キャンプでけががなければ、1軍のローテーションでしょう。今すぐにでも入れるくらいの力がある」
◎「バランスがいい。リリースがしっかりしていて崩れそうにない。1位だろうね」
◎「間違いなく1位で消える選手です。今年のドラフトのトップクラスですね。この時期の150キロ超は素晴らしい。質のいいストレートで、スピンがかかっていて、スピードガン以上に打者の手元で力強さを感じました」
織田スカウト:○「今日の結果だけで評価が変わることはない」
海野隆司 東海大長谷川スカウト部長:◎「捕ってから速い。キャッチングも上手。ランナーをよく見ている。大学、社会人の中で一番じゃないかな」
内田スカウト:○「甘い球を逃さず捉えるのはさすが。肩の強さ、送球の正確さも戦力として魅力的」
○「投げ方にリズムがあるから、安定して投げられる」
石川昂弥 東邦長谷川スカウト部長:○「逆方向にも打てる。投手をやっていたからスローイングもいい」
○「逆方向へ強い打球を打てるし、変化球への対応も良い」
西純矢 創志学園長谷川スカウト部長:○「パンチ力がある。スイングスピードが速い」
渡辺スカウト:○「足場が悪くてかわいそうだったけど、ランナーが出てからしっかりコースに決まっていた。ものがいいのは分かっているから。スライダーなど変化球の精度が高い。出てくるのが早いんじゃないか。チームの軸になれる」
◎「ドラフト上位指名候補として見ている。今日はややセーブして投げていたが評価は変わらない」
 井上温大 前橋商長谷川国利スカウト部長:○「投げ方のバランスがいい。球速はもっと出るはず。体をいかに強くしていくかでしょう。」
内田スカウト:○「ピッチングがうまい。きれいなフォームで将来性がある」
 坂本裕哉 立命大渡辺スカウト:○「夏に調子を落としていたけど上がってきた。楽しみな選手」
○「まっすぐの制球がいい。これからもっと上がってくるのでは」
 小深田大翔 大阪ガス岸スカウト:◎「足が一番の武器。体が小さい割には、しっかりスイングができるし、広角に打てる技術もある。全国を見た中でも、社会人の即戦力として一番、名前が挙がっている選手。うちを含めて、他球団も確実に評価していると思う。」
 伊勢大夢 明治大柏田スカウト:○「崩れそうなところもあったがうまく修正できてる。そこは春からの成長。球の制度が上がっているし、大型投手の割には器用さがある投手」
 村西良太 近畿大長谷川スカウト部長:○「直球のキレはいいものがある」
 佐藤都志也 東洋大円谷スカウト:○「柔らかく、送球は捕ってからが速い。ちょっとしたしぐさから器用さを感じる」
 立野和明 東海理化長谷川スカウト部長:◎「腕の振りがいい。先発完投型の上位候補」
青木スカウト:○「素材型の投手としてまだ伸びる要素がある。素材がいいことは間違いない。」
○「バランスがよく、立ち姿、右腕のしなりは(元巨人の)河原純一さんのよう。フォームにタメができ、球のキレが増してきた。スタミナもあり、先発完投タイプ」
 浅田将汰 有明長谷川スカウト部長:○「真っすぐとチェンジアップで緩急をつけて、丁寧に投げていた。指先の感覚も器用だね」
 遠藤成 東海大相模長谷川スカウト部長:○「W杯という舞台で、タイミングが合ったら積極的に振っていけるのは、打者として大事なこと。金属バットとスイング軌道もそんなに変わらない」
○「野手として見ているが、投手としても相手打者が差し込まれている。見た目以上に脚力がある。遊撃含め、三塁、外野といろいろな可能性を模索できる。」
 森敬斗 桐蔭学園長谷川スカウト部長:○「バネがあるし、体にバットがついてくる。田中広、井口の高校時代と比べても遜色ない」
 前佑囲斗 津田学園長谷川スカウト部長:○「バランスが良い。変化球も直球も、緩急をつけてストライクが取れる。得点圏に走者がいれば、ギアチェンジしてストライクが取れる。指先の感覚がいいのだろう。」
○「力を入れてもボールが暴れない」
 鈴木寛人 霞ヶ浦長谷川スカウト部長:○「素材として背格好が良く手も長い。直球・フォークがいい。プロではセットアッパーとしての可能性もあるのでは。」
 林優樹 近江長谷川スカウト部長:○「ヤクルト石川みたい。緩急をつけて、体の使い方が上手。投球センスがある。同じ腕の振りでインステップはなかなか打てない。」
 赤塚健利 中京学院大中京長谷川スカウト部長:○「体が目立つよね。まだ投げるので精いっぱい。どんどん経験を積んでいけば、いい結果が出てくるタイプ」
 武岡龍世 八戸学院光星長谷川スカウト部長:○「球際が強い。投手からすれば、打ち取ったはずの球を当てられるのは嫌らしい。チャンスメークの打撃ができる。」
 韮澤雄也 花咲徳栄長谷川スカウト部長:○「プレー全般が柔軟。バットコントロールもうまく、逆方向に打てる。」
 井上広大 履正社長谷川スカウト部長:○「ホームランはあまり当たりがよくなかったけど、外野フライの高さがすごい。インパクトが強いし、バットの使い方が柔らかい。どこにでも放り込めるバッターになれる。右の長距離砲はなかなか出てこないから、楽しみ」
 東妻純平 智弁和歌山長谷川スカウト部長:○「体は大きくないが、走攻守がそろっている。経験も豊富で、試合中に読んでやっている。」
 及川雅貴 横浜長谷川スカウト部長:○「体が大きくなり、走るバネ、バランスが良い。腕もしなやか。それを投球に直結すれば、また良くなる。左でこれだけの素材はなかなかいない。直球の制球が身につけば、一気に伸びる可能性がある」
円谷スカウト:○「今日のピッチングはよかった。ストレートもキレていた。順調に成長しているし、運動能力もあってセンスがある」
○「気持ちよく投げられている。リズムがすごく良くなった」
 宮川哲 東芝円谷スカウト:○「素晴らしい。真っ直ぐでファウルが取れ落ちるボールで空振りが取れる」
 太田龍 JR東日本織田スカウト:○「バランスのいいフォームで低めに集めていた」
○「真っすぐを軸に腕が振れると、魅力的な投球ができる」
 河野竜生 JFE西日本渡辺スカウト:○「テークバックが見づらくてタイミングが取りづらい。緩急も使えるし先発でもリリーフでも行ける」
○「真っすぐに力があるし、スライダーがいいところから曲がっている。」
 立野和明 東海理化青木スカウト:○「非常にいいモノを持っている。きょうは勝負球が決まらなかっただけ」
○「いいときは、もっと打者の手元で真っすぐ、カットボールを押し込める」
 落合秀市 和歌山東岸スカウト:○「指先のセンスとか、能力が高い。体の柔らかさも感じるし、将来が楽しみ。近畿の中では自分が見た中で一番の高校生の右腕。素材的には遜色ない。将来的にはローテに入る」
○「奥川君の方が完成度はあるが、素材としては同じぐらい」
 米山魁乙 昌平柏田スカウト:○「腕の振りが速くて強い。まだ伸び代はある」
 宇草孔基 法政大長谷川スカウト部長:「左肩が残って、簡単に胸が投手側に向かない。」
青木スカウト:○「身体能力が高い。身長がありながら足もあるには珍しい。打撃はテークバックがうまく、小さい変化に対応できる」
 杉山晃基 創価大長谷川スカウト部長:◎「学生時代の智之を見ているよう。馬力もあるしリーチがあって伸びしろが期待できる」
 井上広輝 日大三青木スカウト:○「無駄のないフォームから、真っすぐにキレがある。素材がいい」
 宮城大弥 興南長谷川スカウト部長:○「田口に高校時代より馬力がある」
 玉村昇悟 丹生織田スカウト:○「強豪を相手に堂々の投球。直球の質がいい。右打者の内角にシュート回転せずに投げ込める。夏までに直球、変化球ともに精度が上がってこれば、さらに楽しみ」
 菊田拡和 常総学院内田スカウト:○「難しい球もしっかり前でさばけるし、あそこまで飛ばせるのは魅力的」
 吉村貢司郎 国学院大青木スカウト:○「投げ方、球持ちがいい」
 高部瑛斗 国士舘大青木スカウト:○「振る力があり、身体能力が高い」

読売ジャイアンツスカウト情報

役職名前経歴担当地区 
スカウト部長長谷川国利東海大相模高-東海大全国 
チーフスカウト武田 康今治西全国 
スカウト内田 強東海大相模-東海大-日立製作所  
スカウト織田淳也日向高-早稲田大  
スカウト小田嶋正邦東海大山形-東海大  
スカウト渡辺政仁北陽  
スカウト青木高広県岐阜商-愛知大-日産自動車  
スカウト柏田貴史八代工  
スカウト脇谷亮太柳ヶ浦-日本文理大-NTT西日本  
スカウト野間口貴彦関西創価-シダックス  
スカウト円谷英俊横浜高-青山学院大  
スカウト岸 敬祐関西学院高-関西学院大
-関西独立・大阪-四国IL・愛媛
  

読売ジャイアンツのドラフト指名予想

パターン1:理想パターン型

流れ:1位で佐々木投手を1位指名し抽選で獲得、2位では補強ポイントの中から外野手を選択し、足と打撃のある宇草選手を指名、すぐに回ってくる3位では予定通り山瀬選手を指名する。

狙い:投手に軸があり、ある程度年数をかけて育てられる巨人、盟主としての誇りも育成の余裕もあり、佐々木投手を育てに行く。右の外野手で即戦力は少なく、左だが俊足・大型でチームにあまりいないタイプの選手。1番におき、東京ドームならば一発も十分期待できるようになる。3位では予定通り山瀬選手を指名、肩の強さは一級品で肩で相手を封じる小林捕手のポジションに入っていく。

課題:近年はエースクラスの投手を高校生から育てられていない。また佐々木投手にはメジャー移籍というものが付きまとうが、巨人はポスティングは容認しないため、その点が気になる。宇草選手は肩、山瀬選手は打撃と足に課題がある選手で、うまく育てたり使う事ができるか。

パターン2:課題補強&連覇型

流れ:1位では抽選を外すか単独1位指名で海野捕手を指名する。2位は内野手として高く評価しており、もし残っていたら小深田選手を指名、もし残っていなかったら投手として巨人の順位で残っていそうな中でから将来性を評価する杉山投手を指名する。3位では2位で小深田選手を指名した時は、奥川クラスと評価する落合投手を指名、2位で杉山投手を指名した時は、東海大相模で縁がある将来の左の内野手・遠藤選手を指名する。

狙い:東海大の縁がある捕手で、肩・打撃を併せ持つ。捕手の層は厚いものの、首脳陣はまだ納得しているような感じではない事から、縁を重視して指名する。2位と3位については、杉山投手は非常に能力が高い投手で巨人も菅野クラスと評価しており、フォームが定まった時はエース格の球を投げそうだ。落合投手も奥川クラスと評価をしており、1位で佐々木・奥川を取れなければ落合投手を指名しそう。左の内野手では小深田選手は非常に評価が高く、セカンドのスペシャリストとして課題を埋める。吉川選手が戻ってきてもポジション争いをしてくれそうだ。遠藤選手は強肩と強打の内野手としてポスト坂本として育てて行く。

課題:捕手をどのように起用していくか、宇佐見選手のようにトレードされる捕手がまた出てくるかもしれない。

パターン3:将来性重視型

流れ:1位で抽選を外し、その中から左の高校生NO.1の及川投手を指名する。埼玉西武が山瀬選手の指名の可能性があると判断すれば、山瀬選手を2位で繰り上げる。1,2位が素材型の高校生の分、3位では左の内野手、または左の即戦力投手など課題を埋める形にする。

狙い:昨年に続き左腕投手の1位指名となるが、若い左の層が薄い中で素質は十分。落ち着いて指導すれば一気に開花しそうな投手で左腕NO.1として巨人の1位にふさわしいと判断する。山瀬選手はこれまで説明した通り、肩で相手を封じ込める捕手。3位ではこれまで説明した遠藤選手、小深田選手以外では、左の即戦力として坂本・橋本投手を指名、今のところどちらもエースになれる左腕とは見えないが、左の先発・リリーフ陣をさらに強固にする。

課題:当初狙っていた佐々木・奥川・森下・河野が獲得できず、他球団をうらやむ事になるかもしれないが、ここ最近はそれも慣れてしまっている所もある。やや地味だったり、リスクをはらむ指名で、ファンからはいろいろと言われるかもしれない。

2019年読売ジャイアンツ ドラフト会議指名選手

順位名前・チームスカウトコメント
1位堀田賢慎・投手・青森山田担当スカウト:柏田貴史
185センチの長身から投げ下ろす、本格派右腕。肩・肘の柔軟性を活かしたしなやかなフォームから投げ込む最速150キロ超の直球は魅力。一冬で球速が10キロ近く伸びたように、大化けの可能性を持ち合わせている。
2位太田龍・投手・JR東日本担当スカウト:織田淳哉
190センチから角度のある最速150キロ超のストレートが魅力の先発型投手。長身ながら、けん制、フィールディングなどの動きもそつなくこなせる器用さを備える。
3位菊田拡和・外野手・常総学院担当スカウト:内田強
大柄の割には守備範囲が広く、打球に対する反応も良い。バッティングでは軸がぶれずにしっかりとスイング出来て、ハンドリングも柔らかい。高校生離れした長打力だが、コースに逆らわず広角に打てる。
4位井上温大・投手・前橋商担当スカウト:内田強
バランスの取れたきれいなフォームから、球筋の良いボールを投げる。ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップの全球種でレベルが高い。制球も安定していて、四球で崩れる事はなく、けん制、フィールディングなど総合力で抜けた選手。まだまだ体も成長段階で、プロ入り後の大化けが期待される。
5位山瀬慎之助・捕手・星稜担当スカウト:織田淳哉
肩が最大の魅力。捕球してからの握り替えが早く、スローイングも安定している。高校生としてはキャッチング、悪球処理にも長けており、将来のレギュラー候補として期待できる。
6位伊藤海斗・外野手・酒田南担当スカウト:柏田貴史
恵まれた体格から繰り出す飛距離が魅力の外野手。芯に当たった時の打球速度と飛距離は高校生離れしている。飛距離という一芸に秀でた選手。
育成1位平間隼人・内野手・四国IL徳島担当スカウト:野間口貴彦
身体能力が高い内野手。スピードがあり積極的なプレーをする。人一倍声を出し元気がある。打撃はスイングがシャープで、ボールへのコンタクトがうまい。野球センスがあり今後が楽しみな選手。
育成2位加藤壮太・外野手・BC武蔵担当スカウト:野間口貴彦
身体能力が高い外野手。足が速く、守備範囲が広い。打撃は昨年よりも体に力がつき、飛距離が出るようになった。まだ年齢も若く、今後の成長に期待ができる。

 

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