福岡ソフトバンクホークスのドラフト会議メインページ2019

 

福岡ソフトバンクホークス/ドラフト最新記事

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補強ポイント分析

チーム構成(年齢・ポジション別):2020年

:ルーキー、:退団、:加入

投手 野手
捕手内野手外野手
右打左打右打左打
 村上舜19石塚綜一郎小林珠維,伊藤大将
荒木翔太
勝連大稀 舟越秀虎
  20渡邉陸野村大樹 水谷瞬,中村宜 
吉住晴斗,尾形崇斗田浦文丸21 増田珠
砂川リチャード
  日暮矢麻人
 古谷優人22九鬼隆平森山孔介三森大貴,松本龍憲田城飛翔,清水陸哉
佐藤直樹
大本将吾
杉山一樹,高橋純平
小澤怜史,野沢佑斗
中村晨,津森宥紀
渡辺健史,大関友久23谷川原健太
海野隆司
黒瀬健太川瀬晃 柳町達
甲斐野央,泉圭輔
重田倫明,松本裕樹
岡本直也,笠谷俊介24栗原陵矢
堀内汰門

古沢勝吾   
高橋礼,椎野新大竹耕太郎25  周東佑京 上林誠知
板東湧梧,田中正義
松田遼馬
笠原大芽26 美間優槻 真砂勇介 
武田翔太 27    釜元豪
奥村政稔,森唯斗
岡本健,千賀滉大
島袋洋奨28甲斐拓也 牧原大成  
加治屋蓮,石川柊太渡邉雄大,川原弘之29 今宮健太,西田哲朗   
東浜巨 30張本優大 高田知季   
岩嵜翔嘉弥真新也31   塚田正義福田秀平,中村晃
  32    柳田悠岐
  33     
  34  明石健志江川智晃 
  35市川友也    
  36    長谷川勇也
  37 川島慶三,松田宣浩   
  38 内川聖一   
 和田毅39高谷裕亮    
  40~     
  小計     
 合計 

2019年の戦力と将来のチーム予想

投手
 2019年5年後予想
先発千賀滉大(27)13勝8敗
高橋 礼(24)12勝6敗
大竹耕太郎(24)5勝4敗
武田翔太(26) 5勝3敗
和田 毅(38) 4勝4敗
高橋 礼(29)
大竹耕太郎(29)
武田翔太(31)
甲斐野央(28)
笠谷俊介(28)
板東湧梧(30)
中継ぎ甲斐野 央(23)65試合28HP
嘉弥真新也(30)54試合21HP
高橋 純平(22)45試合20HP
椎野 新 (24)36試合11HP
松田 遼馬(25)54試合 7HP
嘉弥真新也(35)
高橋 純平(27)
椎野 新 (29)
松田 遼馬(30)
森  唯斗(32)
抑え森 唯斗(27) 54試合35S杉山一樹(22)
2軍
(3年目まで)
笠谷俊介(23)73.0回
板東湧梧(25)72.1回
渡辺健史(22)49.2回
泉 圭輔(23)49.1回
杉山一樹(22)36.0回
古谷優人(21)35.2回
野手
守備2019年5年後予想
捕手甲斐拓也(27)137試合、打率.260、11本甲斐拓也(32)
一塁手内川聖一(37)137試合、打率.256、12本増田 珠(25)
二塁手牧原大成(27)114試合、打率.242牧原大成(32)
三塁手松田宣浩(36)143試合、打率.260、30本野村大樹(24)
遊撃手今宮健太(28)106試合、打率.256今宮健太(33)
外野手上林誠知(24) 99試合、打率.194
釜元 豪(26) 86試合、打率.220
グラシアル   103試合、打率.319、28本
柳田悠岐(36)
上林誠知(29)
田城飛翔(26)
2軍・捕手九鬼隆平(21) 93試合、打率.259
栗原陵矢(23) 55試合、打率.323、9本塁打
【予想打順】
1上林
2田城
3増田
4柳田
5野村
6田城
7甲斐
8牧原
9今宮
2軍・内野手増田 珠(20)111試合、打率.278、 7本
三森大貴(20) 85試合、打率.239
川瀬 晃(22) 87試合、打率.246
美間優槻(25) 83試合、打率.276
2軍・外野手真砂勇介(25)107試合、打率.253
田城飛翔(21)112試合、打率.307

補強ポイント

2019年戦力から

【先発▲】千賀投手は痛い星を落とす時期もあったが十分の成績、大竹、武田といった投手が期待される中で結果を出せず、また若手投手の台頭もなかったが、高橋礼投手が抜群の成長を見せチームを救った。先発投手陣にとってはやや寂しいシーズンだった。
【リリーフ●】サファテ選手、岩嵜投手が復帰できない中で森投手が素晴らしい投球を見せる。またルーキーの甲斐野投手が素晴らしい働きで、高橋、椎野も仕事をした。将来は甲斐野投手は先発でも期待をしたい。
【捕手●】甲斐選手が安定、打撃で捕手ならばこれでという水準の成績を残しており、何より強肩のチームへの貢献が高い。
【内野手▲】内川、松田の両ベテランには頭が下がる。松田選手は素晴らしい活躍、内川選手はさすがに衰えも見えてきた。セカンドは正選手がいない状況が終盤まで続く。三森、周東、明石、川瀬にベテランの川島、高田などが守った。
【外野手▲】柳田選手のケガで終盤まで入れ替えをしながら起用を続けた。上林、釜元選手もまだ定着できるところまで来れていない。グラシアル、柳田、中村がそろってからしまった感じがした。

世代表・将来のチームから

【投手▲】抱えている選手の数も質も高いが、大学生投手がすぐに1軍に定着する中で、高校生で獲得した投手がなかなか上に上がっていけない。選手層というよりは育成の方針、獲得の方針を考慮したほうが良いのかもしれない。
 リリーフでは春に故障をしてしまった杉山投手が来年にはかなり活躍を見せそうだ。
【捕手●】甲斐選手がいる中でなかなかチャンスがないが、栗原選手は良い成績を残している。九鬼選手はまだ壁に当たっている感じ。
【内野手●】増田選手がプロの壁を突破しつつあり上で飛躍できそう、また三森選手も1軍でプレーした。野村選手も期待されており、充実している。
【外野手▲】中堅の真砂選手と田城選手が頑張っている。昨年の高校生ルーキーはまだ3軍だが、左は数はいる感じ。右については今年、何人か指名をするかもしれないが、1軍に高い確率でいけそうな高い素質の選手を獲得したい。

戦力外・引退

 右投手1人、左投手2人、捕手1人が戦力外となった。島袋、笠原投手はここまで頑張ってきたと思うが、1軍はチャンスが無かった。

フロント・監督のビジョン

〇監督:投手出身
 工藤監督はあまりはっきりとしたビジョンを見せていないが、チームが保有する戦力を運用する力が見られる。今年は柳田選手の故障で、また定着しないセカンドで様々な選手を起用し、また先発が2枚以外がしっくりこない中で、若い投手をリリーフで駆使しながら2位となり日本シリーズに出場を決めた。

 しかし今後は、内川、松田、今宮といったチームを支えてきた選手も本格的に休みながらのプレーというふうになってくる。将来のために育成をしなければならない所で、ファームですぐに使いたいと、キラっと光る選手が少なく、ドラフトで獲得した選手の方がすぐに使えたりする。

 球団は3軍制にし、育成枠で大勢を抱えてきた。千賀選手、甲斐選手の成功体験があるからだが、それによって、高校生ばかりを多く指名するドラフトが続いた。基本的に2,3軍でプレーさせているだけでは選手は成長しないと考える。他球団の高校生ルーキーはイースタン・ウエスタンでプレーせざるを得ない環境でプレーし、ソフトバンクの高校生ルーキーは3軍でアマチュアなどと試合をしているが、果たしてどうなのだろう。

 編成部長が小川氏から永井氏に代わり、即戦力選手のバランスもとるようになって、1軍でプレーする選手も増えてきたのは、その反省があっての方針転換だろう。ドラフトはたとえ1軍でレギュラーが固定されていたとしても、高校生ばかりの指名だと育成に手が回らなくなるだけでなく、同世代の選手同士、緩さが出てきてしまうと考える。社会人、大学生に混ざって高校生がプレーする中で高校生が成長していく。ここに来るまで、選手たちは小学校4年時には6年生に混ざってプレーをし、高校1年で3年生を相手に負けないプレーをしてきた選手たちなのだから、プロでもその環境が必要だろう。

 FAで福田選手が流動的になっており、外野をやりくるする中で福田選手は結構な役割をしていたとみられ、また右の外野手が少ない中での流出は、思ったよりも痛いかもしれない。また、千賀投手はメジャー移籍を考慮しておく必要があり、田中などが伸び悩む中で次世代の右のエースは確保したい。

補強ポイントまとめ

 投手捕手内野手外野手
2019年戦力から
将来のチームから
戦力外・引退から    
チーム・監督の方針から
実際のドラフト指名1223112

スカウティング情報

視察選手

※数字は優先順予想

スカウトコメント

佐々木朗希三笠GM:◎「千賀くんのように、世界を代表するようなピッチャーになれる素材。ピッチャーとしては大谷くんより、素材が上じゃないかというのがスカウトの評価。日本のプロ野球に来てくれるというのはNPBに関わる一人として喜ばしいこと。1位候補の一人として評価している」
◎「素晴らしい。ぴゅっと投げて150キロ、それでもMAXじゃないとは。変化球もしっかりしている。日本の将来を背負うような投手だということは分かりました。今年は彼を中心としたドラフトになることは間違いない。12球団全部1位指名でもおかしくない。明日連れて帰って投げさせたいくらい」
永井スカウト部長:△「今日を参考にするとかわいそう。制球で苦しむタイプではない。マメが気になったのでしょう。もう少し見たかったです」
○「血マメを心配していたけど、大丈夫そうだね。本人は気にしてないと思う。全然投げられた」
◎「ボールにしっかりと力が伝わっている。大学生相手に十分すぎる内容。伸びしろという部分では一番いい。これからどう伸びていくんだという楽しみが大きい。当然です。今度は韓国で米国と戦うときの投球が見たい。本能で投げるところが見たい」
◎「彼中心のドラフトになる。佐々木君にいくのか、いかないのかで変わる。」
◎「12球団競合でしょう」
◎「大谷以上。衝撃のひと言。すごいというレベルを超えている。190cmくらいあるのに体を操れる。アマチュアの段階で、プロにもこんな投手いたことないでしょう。すぐに1軍に連れて行って投げさせてみたいくらい」
福山チーフ:◎「最上位候補の1人、私の20年のスカウト人生の中で、彼ほどの素材感は見た事がない。最終地点が想像つかない。もの静かというか、練習も視察しているので話した感じはイメージ通り。練習から自分で考えてやる選手なので、しっかり人の目を見てうなずきながら話を聞いていた。印象はすごくよかった」
◎「エンジンが違う。17歳3カ月の時点で、これくらいの球を投げた投手は過去にさかのぼってもいないのでは。大事な大会でもっとアドレナリンが出たら、どこまでの球が来るのか」
作山チーフ補佐:◎「抑えて投げても0点。凄いのも、能力が高いのも分かっている。変化球の精度がよくなっていて、いろいろ試していた。走る姿を見ても物が違う。ポテンシャルが高く、今まで見たことのないスケールの大きさ」
◎「変化球の制球も定まっていてポテンシャルの高さを感じた。今までに出会ったことのないスケール感。」
◎「プロでもすぐに使えそう。高校生であれくらいなげられるのかと驚いた。雄星、大谷の高校時代に負けてない。徹底マークします」
奥川恭伸永井本部長:◎「コントロール、変化球の質、投げるレベルが高く、すでにゲームメークができる。佐々木君か、奥川君の将来性を取るか、各球団の方針次第」
◎「すぐに1軍で登板できる。先に出てくるなら奥川君。1位指名も十分考えられる。球を操れる投手は、プロに入っても早く出てくる。奥川君はそういうタイプ。もう少し大人の体になれば、球質も変わってくる。コントロールが本当に良いので、打者からしたら逆に怖さは少ないのかもしれない」
◎「変化球もほぼ操れている。高校生では対応が難しいレベル」
福山チーフ:◎「大きく間違えないから、ゲームメーク能力が高い。田中将大投手の高校時代と遜色ない。悪い時の奥川君も見てみたい。」
山本スカウト:◎「良すぎ。自分の思ったところに投げられているから、ストライクゾーンにも対応できる。まだ体が重そうだが、それでも150キロを平均して投げられるのが」

森下暢仁永井本部長:◎「今日は短いイニングで力を入れて投げていたけど、良いボールを投げていた。完成度が高い。直球主体で投げて、直球で空振りが取れるのが評価できる。まちがいなく上位候補。」
◎「直球はスピードガン以上にいい。全日本大学選手権の時からどんどん状態が上がっている。経験値はアマ野球選手でトップだし、プロに入っても順応しやすいと思う。」
宮田スカウト:○「これまでは150キロの球がシュート回転していたがそれがなくなった。カットボールでも141キロ、チェンジアップもいい。リーグ戦以上の投球を全国大会で見せてくれた」
宮城大弥 興南永井本部長:○「変化球でカウントを整えられるし、けん制も巧み。自滅する感じがしない」
 西純矢 創志学園山崎スカウト:○「2試合目の方が無駄な力がなく、よかった。1日2試合先発という難しい登板ながらしっかり結果を出したのはいい」
 海野隆司 東海大永井本部長:○「バランスがいいしマイナス面が少ない。甲斐みたいになれる力はある」
 前佑囲斗 津田学園永井本部長:○「投手らしい投手。伸びしろも感じるし、春より全然よかった」
○「指先の感覚がいい」
 林優樹 近江永井本部長:○「小柄で細身の左腕ですが、指先の感覚がいいし、将来が楽しみな存在」
 武岡龍世 八戸学院光星永井本部長:○「ボディーバランスがいい。足もあるしセンスもある。センバツの時より、打球も飛んでいるイメージがある」
○「非常に好素材」
 井上広大 履正社永井本部長:○「体に力がついて、センバツよりずっと良くなった。まだぼてっとした子供の体。ですから上の世界で体をつくればもっとすごくなるでしょう」
 東妻純平 智弁和歌山永井本部長:○「体は小さめだけど、打撃に力があるし、動きも速い。うちの拓也っぽいです」
 黒川史陽 智弁和歌山永井本部長:○「二塁、三塁が守れて、打つ方もいいのは魅力」
 井上広輝 日大三永井本部長:○「本調子ではないと思いますが、直球も変化球もボールを操れる。指先の間隔が優れた選手」
 米山魁乙 昌平永井スカウト部長:○「球速以上にボールは来ていると思う。十分候補」
 杉山晃基 創価大作山チーフ補佐:○「ボールに力があるのは大きな武器」
 米山魁乙 昌平福山チーフ:○「フォームに修正する点がない。夏まで注目したい」
福元スカウト:○「きょうは最速138キロ。順調でしょう」
 高部瑛斗 国士舘大荒金スカウト:○「左打者としては辰己、近本に似たタイプ」
 中村健人 慶応大永井本部長:○「右打者でパンチ力がある」
 及川雅貴 横浜永井本部長:○「ゲーム中で修正できるようなればいい。魅力十分です」

福岡ソフトバンクスカウト情報

役職名前経歴担当地区 
球団統括本部編成育成本部長
兼スカウト育成部長
永井智浩明石高-JR東海統括 
アマスカウトチーフ福山龍太郎東筑高-法政大全国 
アマスカウトチーフ補佐作山和英学法石川高-東北福祉大北海道・東北 
アマスカウト宮田善久国学院栃木高-法政大-熊谷組関東 
アマスカウト山崎賢一所沢商高中国・四国 
アマスカウト荒金久雄PL学園-青山学院大関東 
アマスカウト山本省吾星稜高-慶応義塾大東海・北信越 
アマスカウト福元淳史船橋高-中央大関東 
アマスカウト稲嶺誉沖縄水産高-東農大生産学部関西 
アマスカウト岩井隆之津久見高-法政大九州 

中日ドラゴンズのドラフト指名予想

パターン1:理想パターン型

流れ:1位で佐々木投手を指名して獲得に成功。2位では即戦力外野手中から、肩・足・打撃のバランスの良い高部選手を指名、3位では将来の内野手としてスピード、身体能力のある武岡選手を指名する。

狙い:エースを獲得でき、千賀投手がメジャーに行ってもチームは安泰となる。そして佐々木投手の加入は投手全体の注目度を高め、やや伸び悩んでいる田中正義投手などへの大きなモチベーション、刺激になる。またスチュワートにも良きライバルができる。2位では今年、苦労をし選手も伸び悩みを見せる。高部選手の獲得でやや伸び悩みの上林選手や釜元選手といったたたき上げの選手に刺激を与える。身体能力が高くてパンチ力もある武岡選手はポスト松田・今宮として考え、野村、増田とは違ったスピードタイプの選手となる。田城選手の後輩で、青森山田の三森選手と対決する事になる。

課題:来年の投手陣は現有戦力で何とかしなければならない。

パターン2:補強ポイント型

流れ:1位で佐々木投手の抽選を外し、左腕投手の宮城・及川投手を狙う。2位では速球派リリーフの津留崎投手や実戦派先発タイプの大西投手を指名、3位では右の外野手・中村選手か、内野手の武岡選手を指名する。

狙い:左腕投手は補強ポイントの一つであり、一級品の宮城、及川投手が加入する事で田丸、古谷選手当たりには尻に火が付く事になる。2位では1位で右投手を獲得できなかった事から、1軍投手の補強で、高橋純平、甲斐野、椎野あたりを先発に向ける事も考慮し、リリーフタイプの津留崎選手やサイドハンドの特徴のある津森投手を獲得する。または右で変化球を織り交ぜたピッチングをする実戦派タイプの大西投手を加え、摂津投手のような成長を期待する。3位は高部選手は残っていない可能性があり、パンチ力のある中村選手を指名、課題の右の外野手を埋める。またはパターン1と同じ理由で武岡選手を指名する。

課題:右のエース獲得ならず、千賀投手がメジャー移籍をする時にはチームがガタッとするかもしれない。

パターン3:将来性重視型

流れ:1位で佐々木投手の抽選をはずし、右の強打者の石川選手を指名、重複する可能性は高いが抽選で獲得する。2位はリリーフ、または先発の即戦力右腕を指名し、3位では将来に期待できる左腕の井上投手、林投手を指名する。

狙い:石川選手はサードを守る右の長距離砲で、ポスト松田、内川となる。増田・野村といった右がそろうものの、敗れたものが外野に回る事にもなるが、強力な右打線ができそうだ。2位ではパターン2と同じ理由で右の即戦力投手。3位ではもう一つの課題である左腕投手で、この順位で残っていそうな選手から修正の必要のない井上投手か、特徴が光る林投手を指名し、古谷、田丸投手のライバルとなる。

課題:右のエース獲得ならず、千賀投手がメジャー移籍をする時には不安になる。また外野手は現有戦力での戦いとなり、柳田選手の復調、グラシアル選手など外国人頼りとなる。

パターン4:1位差し替え型

流れ:1位で佐々木投手の抽選をはずし、同じく右でエース格になると評価して日大三の井上投手を指名する。2位、3位はパターン1と同じ。

狙い:パターン1位とは佐々木投手が井上投手になっただけ。井上投手も150キロの球を投げ、将来の右のエース格と評価でき、2017年の吉住晴斗選手よりも確実性の高い1位候補。

課題:他球団で佐々木、奥川、森下が活躍する中で井上投手に期待がかかり、比較されて負担になる可能性がある。

2019年福岡ソフトバンクホークス ドラフト会議指名選手

順位名前・チームスカウトコメント
1位佐藤直樹・外野手・JR西日本担当スカウト:山崎賢一
強肩、駿足、強打と、三拍子そろった、貴重な右打者の外野手。将来リードオフマンとして外野手の一角を担う逸材。
2位海野隆司・捕手・東海大担当スカウト:荒金久雄
送球の速さとボディーストップ能力に長けた大学No.1捕手。コミュニケーション能力も高く、次世代のレギュラー候補。
3位津森宥紀・投手・東北福祉大担当スカウト:作山和英
MAX149キロ、強い腕の振りで投げっぷりの良いパワー系サイドスロー右腕。大学3年時の大学選手権ではストッパーとして全試合登板し、19回を投げ自責0と活躍しMVPを受賞。全日本などの高いレベルの経験値もあり、マウンド度胸の良い実戦派投手。
4位小林珠維・内野手・東海大札幌担当スカウト:作山和英
高校生離れした打球速度と長打力は非凡な物があり、右の大砲候補として期待。投手としてもMAX150キロとポテンシャルは非常に高く鍛えがいのある選手。
5位柳町達・外野手・慶応大担当スカウト:山本省吾
しなやかにバットを振り抜けるヒットメーカー。特に逆方向への打撃はハイレベル。どんな投手も組んせずバットでレギュラー獲りに期待。
育成1位石塚綜一郎・捕手・黒沢尻工担当スカウト:作山和英
高校通算39本塁打の長打力が魅力の捕手。捕手としての経験値は低いが、投手としても140キロを超す地肩の強さと非凡な長打力は、ポテンシャルが高く鍛えがいのある選手。
育成2位大関友久・投手・仙台大担当スカウト:作山和英
MAX148キロ、186センチ90キロと大型でオーソドックスなオーバースロー左腕。大型ながらバランス良く多彩な球種で緩急とコンビネーションで抑えるスタイル。
育成3位伊藤大将・内野手・八戸学院光星担当スカウト:作山和英
スカウトの評価:走攻守にバランスが取れた二塁手。安定した守備力とシャープな打撃が魅力。
育成4位勝連大稀・内野手・興南担当スカウト:岩井隆之
守備センス抜群な遊撃手。足もあり、非力だが打撃センスもある。将来レギュラーを狙える逸材。
育成5位舟越秀虎・外野手・城北高担当スカウト:岩井隆之
身体能力抜群。ベース一周14:00の脚力で、中学の時には陸上部に借り出される能力。
育成6位荒木翔太・内野手・千原台担当スカウト:岩井隆之
特徴は打撃スイング軌道のすばらしさと、脚力も兼ね備えている大型三塁手。鍛えたら大化けするタイプ。
育成7位村上舜・投手・山形中央担当スカウト:作山和英
小柄ながら投げっぷりが良く、奪三振率が高い左腕。空振りを取れるストレートのキレが魅力。

 

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