阪神、ドラフト指名3投手は全員安芸キャンプからスタート

阪神ルーキーニュース

 阪神は今年のドラフト会議で獲得した3投手について、来春は安芸キャンプからスタートする方針であることが分かった。

2軍からスタート

 阪神は今年のドラフト会議のドラフト1位で横山雄哉投手、ドラフト2位で石崎剛投手、ドラフト4位で守屋功輝投手と3人の社会人投手を獲得している。しかし来春のキャンプでは1軍の宜野座キャンプではなく2軍の安芸キャンプでゆっくりとスタートさせていく方針のようだ。

 今年のキャンプではドラフト1位の岩貞祐太投手が開幕は安芸スタートだったが2月13日に1軍に昇格させた。しかし、ドラフト1位の即戦力ルーキーということで、連日訪れるOB,観客の視線が目に入り、またブルペンで投げる他の1軍の投手の球を見て力が入り、故障を発生してしまった。

 合同自主トレの状況でキャンプ前で判断する事になるが、徐々にプロの水に慣らす方針を取る。

 

成功例も

 昨年のルーキーの状況を見ると、1軍で活躍した選手は、新人王の大瀬良大地投手、石川歩投手も含めてキャンプも開幕1軍で迎えている選手が多いのは事実だろう。ただし、岩貞投手や横浜DeNAのドラフト1位・柿田裕太投手、オリックスのドラフト1位・吉田一将投手などがキャンプからオープン戦にかけて故障するなど、即戦力投手に焦りを持つような傾向がある。

 逆に北海道日本ハムは全選手を2軍キャンプからスタートさせるが、ドラフト2位の浦野博司投手は1軍に昇格したのがシーズンが始まった4月5日で、最終的には7勝4敗の成績を残している。

 また阪神に指名された3投手はもちろん即戦力の実力もあるが、特に横山投手と守屋投手は20歳、21歳と高校卒3年目の社会人で、来年のドラフト候補と同世代となる。実績は既にあるものの、まだ成長途中にある投手でもあり焦らせる必要は無い。

 地に足のついた形でプロになじむ方が結果的に良い結果を生みそうで、特に注目される阪神において、今回の方針は良いのではないかと思う。

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ルーキー投手、全員安芸スタート デイリースポーツ紙面 2014/12/19

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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