花巻東・大谷翔平投手獲得競争にオリオールズも参戦、北海道日本ハムは交渉リミットを年内に設定

北海道日本ハムドラフトニュース2012年ドラフトニュース

 花巻東・大谷翔平投手の動向がMLBサイトでも報道されている。メジャー挑戦を表明した際にAP通信が配信したあと、ドラフト会議で北海道日本ハムがドラフト1位指名したことをMLBサイトでもニュースに取り上げるなど、大谷翔平投手のニュースが報道されるようになってきた。

 ドジャースやレッドソックスなどが面談に訪れるなど獲得を表明してきたが、ここへ着てオリオールズも獲得競争に参戦することがわかった。オリオールズは昨年、福岡ソフトバンクの和田毅投手や中日のチェン投手を獲得し、チェン投手が12勝を上げてプレーオフ進出を果たすなど、アジア戦略に力を入れている。

 しかし昨年、韓国の17歳・キム・ソンミン投手と契約を結んだことで韓国アマチュア野球連盟が契約の無効を決め、試合会場への出入りを禁止されるなどトラブルも起こしており、大谷投手には慎重な姿勢で調査を進めているようだ。

 一方、ドラフト会議で大谷投手を1位指名した北海道日本ハムは、交渉権は来年の3月31日までとなっているが、大谷投手が卒業後にブランクを開けるのを避けるため、交渉のリミットを年末までに設定しているとスポーツ報知が報じている。日本シリーズ後に家族や本人と面談し、また栗山監督も説得に向かう見通しで、メジャー入りの決意を見極める。

 

 大谷との交渉リミットは年内…日本ハム - スポーツ報知:2012/10/28

 日本ハムがドラフト1位指名した花巻東・大谷翔平投手(18)について、年内を交渉のリミットに定めていることが27日、分かった。現行のルールでは、ドラフト指名した選手とは来年3月31日まで独占交渉権を持つ。しかし、球団幹部によると、説得に全力を尽くした上で入団の見込みが全くないと判断した場合は、本人の今後のためにも、期限より早く12月末までに見切りをつける方針だ。

 

 26日に、山田GMと大渕スカウトディレクターが同校で指名あいさつを行ったが、本人とは会えずじまい。日本シリーズ後には、栗山監督が直接出馬する予定だが、大谷を翻意させるのは困難を極めそうだ。昨年1位指名で入団拒否した菅野については、3月末まで結論を待ったが、今回は早期の決着を試みる。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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