九共大・大瀬良大地投手が自己最速153km/h記録し完封、阪神・中村GM、福岡ソフトバンクなど9球団が視察

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 九共大・大瀬良大地投手が調子を上げてきている。

 この日は自己最速も153km/hを記録し9回にも150km/hを記録するなどストレートが好調で、大瀬良投手も「調子が良すぎてリリースポイントが定まらなかった」と話した。球の勢いだけで福岡工業大を5安打9奪三振で完封して見せた。この日はストレートが良かったので、左足を少し後ろに蹴り上げるフォームにして勢いを増したといい、フォームは毎試合で調子に合わせて変えているという。

 この投球に昨日報道されたように阪神の中村GMが視察し、「春よりも良くなっている。即戦力候補の一人。楽しみな投手。」と評価した。他にも福岡ソフトバンクなど9球団のスカウトが視察、福岡ソフトバンク・永山スカウト部長は「球に強さが出てきた。先発ローテ争いに加わる力が十分ある」と即戦力の評価をした。

 大瀬良大地投手は大学1年時から150km/hを記録する速球で活躍し、大学3年生まで順調に成長し今年のドラフト候補の超目玉だった。しかし今年の春に肩の張りなどで調子を崩し、昨年の東浜巨投手のように、登板過多による疲労が心配されたが、秋になり再び本来の投球を取り戻した。悪かったのは4年間で1季だけという安定感は素晴らしい。

 またもう一つ評価できるのは自分のフォームが体に染み付いているという事で、これができるとプロ入りしてからフォームを崩して長期離脱するような事が少なく、一流投手になれる要素だと思う。日米大学野球では勝利はできなかったものの、ボール半分のコントロールを見せるなど、ストレート、コントロールなども申し分なく、来年10勝を期待できる投手で即戦力投手としては社会人投手も含めてNO1だと思う。

 即戦力投手の指名にシフトした球団で競合を覚悟している球団は最終的に大瀬良大地投手を指名すると思う。

九共大・大瀬良に9球団スカウト熱視線  - デイリースポーツ:2013/9/22

 直球で押すパワフルな投球で9奪三振。チームのスピードガンでは自己最速の153キロを計測し「最速が出ました」と満足そうに笑みを浮かべた。九回にも150キロをマークし、今季先発した3戦とも直球は150キロを超えた。その日の調子によってフォームを変え、この日は投球動作の最初に左脚を少し後ろに跳ねて勢いを付けて上げた。「ダルビッシュさん(レンジャーズ)も日によって違うフォームにすると聞きました。レベルは違うけど気持ちはわかります」という「ダル流」微調整が好結果につながっている。

 ネット裏ではソフトバンクの永山スカウト部長、阪神・中村GMら9球団のスカウトが、大瀬良の投球を熱く見つめた。中村GMが「春よりも良くなっている。即戦力候補の1人。楽しみな投手」と言えば、永山スカウト部長も「球に強さが出てきた。先発ローテ争いに加われる力は十分ある」と地元の逸材をベタ褒め。来月のドラフトまで即戦力右腕の評価はさらに高まりそうだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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