梅野隆太郎選手が大瀬良大地投手からホームラン!

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 プロ野球、阪神vs広島の試合で、7番キャッチャーで出場したルーキーの梅野隆太郎捕手が、4回に広島先発の同じくルーキーの大瀬良大地投手からホームランを放った。二人は福岡大と九州共立大と共に福岡の大学出身で、大学全日本では4番とエースを任されていた。

ずっと三振だった

 梅野選手は4回、甲子園の左中間スタンドに本拠地初となるホームランを放った。これでプロ通算5号ホームランとなった。

 打った相手は「ずっと三振でやられていた」と話す大瀬良大地投手からだった。福岡の強豪である福岡大と九州共立大、福岡大は九州六大学リーグで、九州共立大は福岡六大学リーグと別々のリーグのため公式戦ではほとんど対戦がない。しかしオープン戦や交流戦で対戦していたのだろう。

 共に大学の4番として、エースとして注目されドラフト会議でも共にドラフト1位候補に名前が挙がった。しかし3球団が重複した大瀬良大地投手にくらべ、大学4番の梅野選手はドラフト4位まで指名されなかった。

 プロ入りし、開幕からローテーション入りし6勝を挙げていた大瀬良大地投手に遅れをとっていたものの、この所は打撃も安定しキャッチャーとしても先発を任されている。そしてこの日、ついに大瀬良大地投手を捕えた。

 

大瀬良大地投手は4敗目

 一方、大瀬良大地投手は開幕からポンポンと勝ち星を重ねたが、ここへきて負けが込んで来た。6勝4敗となり野村監督も二軍での調整についても伺わせた。

 大瀬良投手は大学3年までは失点も少ない投手でリーグでは3年秋まで3年間で1敗しかしない投手だったが、大学4年春に球速は150km/hを維持していたものの失点を重ねて5勝3敗、秋は4勝4敗と負けがつく投手になっていた。

 それでも150km/hの力のあるストレートで押すパワーピッチングで、失点をしながらも3失点位にまとめて勝利していたのだが、この日も4回途中で7安打3失点と力で対抗する投手に対してバッターも力で勝負するようになり、抑えが利かなくなりつつある。

 大学3年生までの投球がベストだったとは言えないが、4年生で崩れたのは明らかだと思う。ただし1年間かけても戻す事はできなかったので、これからは新たなフォームで新しい大瀬良大地を探すしかなさそうだ。そのためには少し時間が必要かもしれない。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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