慶大・伊藤隼太と明大・野村祐輔の、慶明4回戦!

大学野球ドラフトニュース注目の試合

 東京六大学、2011年春季リーグの慶明戦は激闘だった。慶大の伊藤隼太選手、明大の野村祐輔投手が対決するとあり、多くのファンが観戦に訪れる注目の試合となった。

 第1戦は野村祐輔投手の完全勝利、伊藤隼太選手を3打数ノーヒット、三振も1つ奪い押さえ込むと、試合も3安打7奪三振1四死球で危なげなく、6-0の完封勝利を挙げた。試合後、野村祐輔投手は「自分の投球をすれば、そう大量失点はしない」という自信をのぞかせたコメントをしている。

 第2戦、明大は難波剛太投手が先発すると7回につかまり、野村祐輔投手がリリーフのマウンドに立つ。しかし野村投手は9回2アウトから連打を浴び1点を失い2-2の同点に追いつかれてしまった。伊藤隼太選手も3打数1安打、打点を挙げることができなかった。試合は慶大の竹内大助、福谷浩司の踏ん張りが目立ち、延長10回、2-2で引き分け。野村、伊藤は両者痛み分けといったところか。

 第3戦、3連投だが先発した明治のエース・野村祐輔投手に慶應の4番・伊藤隼人のバットが襲い掛かる。初回に143kmのストレートをツーベース、2点目を挙げると、2回途中で野村投手をマウンドから引きずり下ろした。伊藤隼太選手は3打数2安打2打点であったが3打席を終えたところでベンチに下がる。腰を抑えていたという情報もありファンもプロのスカウトも心配させた。9-3で慶大の勝利となり、これで1勝1敗1引き分けとなる。

 迎えた最終決戦第4戦、スタメンに伊藤隼太選手の名前がありひとまずは安心、しかし対する明治の先発のマウンドに野村祐輔投手の姿はなかった。難波投手が3回1アウトまでに8安打を浴び4失点。慶應・伊藤隼太選手は3打数1安打打点0も、3年生の山崎錬選手が3安打を放つと、同じく3年生の竹内大助、福谷浩司の完封リレーにより5-0で慶應の勝利に終わった。

 優勝を争った慶明対決は慶應が優勝に王手をかけた。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
     2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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