九州国際大・佐藤卓実投手、九州共立大・島内颯太郎投手が149キロで勝利、エース名乗り

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九州六大学リーグでは九国大の3年・佐藤卓実投手が149キロを記録して勝利、また福岡六大学リーグでは九共大の3年・島内颯太郎投手が149キロを記録し勝利した。

184cm右腕・佐藤投手

佐藤卓実投手は184cm82kgの体があり、最速は150キロを記録する。この日の九州大戦でも、チームのスピードガンで149キロを記録した。そしてこの日は7回を投げて3安打10奪三振、6つの空振り三振のほとんどを、得意のフォークボールで奪った。

3回2アウト1,3塁の場面でも、捕手のサインに首を振ってフォークボールを使った。「ピンチでは自分ができることをやりたい。ストレートにもフォークにも自信を持っている」と話した。

先日の西南大戦では、リリーフで5回を投げて2安打7奪三振1失点と好投、自己最速となる150キロを記録している。下級生時代は球は速いもののコントロールが悪かったが、監督が「秘密兵器」と期待しながら「思い切って真ん中に投げろ」と育ててきた。この日は無四球で、自信が制球難を退けた。

来年のドラフト上位候補にも入ってくる楽しみな投手が登場した。

急遽先発で149キロ

島内颯太郎は180cmの細身の右腕投手だが、しなやかさのあるフォームから149キロの速球を投げる。主にリリーフで登板していたが、この日は先発予定の谷川投手が体調不良で急遽先発に抜擢された。

「ずっと頭で投げたかった」と話した島内投手は、「公式戦で初めて投げた」というチェンジアップがバッターのタイミングを外し、149キロを記録した速球とのコンビネーションが抜群だった。8回まで無失点を続け、9回1アウトからホームランを浴びて完封こそ逃したものの、9回7安打8奪三振1失点の堂々の大学初完投勝利を挙げた。

こちらも九共大のエースに名乗りを挙げ、来年のドラフトを楽しみにさせる投手の一人となりそうだ。

もう「秘密兵器」と呼ばせない!! 佐藤7回10K零封 西日本スポーツ紙面 2017/5/15
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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