野球選手の減少による危機を、プロ野球の現役選手も口にする中、大学野球の部員数は増えているがしかし・・・。これからは、少年野球、高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球で挑戦していく事が求められる。
高校野球部員と大学野球部員の数
※高校野球連盟、大学野球連盟発表の数字を比べてみます。
年 | 高校野球 | 大学野球 |
2010 | 168,488 | 23,173 |
2011 | 166,925 | 23,420 |
2012 | 168,144 | 23,934 |
2013 | 167,088 | 24,297 |
2014 | 170,312 | 24,715 |
2015 | 168,898 | 26,326 |
2016 | 167,635 | 27,779 |
2017 | 161,573 | 28,998 |
2018 | 153,184 | 29,207 |
大学野球部員は今年まで増加が続いています。ただし、これは2011年の東日本大震災で高校野球部員の数が減少しており、そこからの増加だったり、また高校野球の部員数は2014年が過去最多の17万人を超え、その選手たちが2015年から2018年までプレーしたことによるものだろう。
その後、高校野球の部員は減っており、特に2017年、2018年は大きく減っている。この減少によって今年か来年くらいには大学野球部員数も減少に入ってくるとみられ、各大学の野球部もこれから生き残りがかかってくることになる事が予想される。
ちなみに、部員数の減少は野球部だけが大きく扱われるが、他の部活も数が大きく減っている。サッカー部員数がふえている事が対比して語られるが、これまでの野球一強だった時代から変わったのは間違いない。ただし少子化によりサッカーの部員数もこれから減少をしてくる事になる。
野球界全体で挑戦する
不安だけ感じていてもしょうがない。野球は少年野球、高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球で挑戦していくこと。
・野球に興味を持つきっかけを与えられるか
・野球をプレーし続けたいと思うプログラムや指導者の数を増やしていけるか
・選手に野球にやってよかったと思わせるようなイベント、経験をさせてあげることができるか
・野球に将来を託しても良いと思わせるような収入面も含めたプロ野球であり続けられるか
・プロに入れなくても後悔のない野球人生だったと思わせられるか
101回目を迎える夏の甲子園、そして新元号を迎える今年、野球の未来もかかっている。ドラフト会議ホームページでは少しでも選手の夢がかなえられるため、その活躍を紹介していくことで、将来の野球につなげて行きたいと思っています。
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