巨人の岸スカウトが高松商を訪れ、ドラフト1位指名を公表している浅野翔吾選手と約1時間の面談を行った。すでに9球団と面談を終えている。
「愛される選手になる」
会談で巨人の岸スカウトは、「一番の魅力は長打力のあるパワー。走攻守バランスの取れた外野手ということでプロでも早い時期からやっていける。非常に優しい子なのでチームメートにも愛される選手になる」と浅野翔吾選手に球団の評価や担当した自らの評価を伝えた。
浅野選手も「2年生ぐらいから見てもらっていて、高い評価をしていると言ってもらった。スカウトの方にそういったことを言ってもらえて安心したというかホッとした感じですね」と安堵の表情を見せた。
そして浅野選手からは、「岡本選手にはなぜあんなに飛ばせるのかとかホームランの打ち方とかアドバイスしてもらいたいですね」と話し、「バッティングフォームは少し似ている。僕は小さいんですけど同じぐらいのパワーをつけて、もし巨人に入れれば、3番、4番で、でっかい岡本選手、小さい岡本選手。そういったあだ名をつけてもらえるような実力をつけたい」と、巨人入団の前向きの姿勢を示した。
しかし、浅野選手には阪神もドラフト1位指名の可能性を示唆するなど、他球団の注目度も高く、すでに9球団と面談を終えているという。「どこに指名されても選ばれた球団で全力でやりたいと思っています」と話す。
そして、「今のままでは通用しないと分かっている。課題をなくせるよう練習して、入れればすぐに戦力になれるようにしたい」と話し、プロ入り後にすぐに活躍できるように準備をすすめている。
浅野選手には巨人の他、いくつかの球団が1位指名をしそうで、抽選が予想される。


高校通算68本塁打のスラッガーは巨人から9月28日に真っ先に1位指名が公表された。大塚副代表からは「将来のスーパースター」と最高評価をもらった。これを受け、浅野は翌29日に「これ…(指名公表はもう)変わらないですか?」と不安な言葉を漏らしていたが、この日は岸スカウトから「一番の魅力は長打力のあるパワー。走攻守バランスの取れた外野手ということでプロでも早い時期からやっていける。非常に優しい子なのでチームメートにも愛される選手になる」と技術面に加え、人間性についても高く評価された。伝聞ではなく自身の耳で確認し、顔は晴れやかだった。

巨人では同じ右打者の岡本和が憧れだ。「なぜあれだけ飛ばせるのか、バッティングのコツを聞いてみたい」と17歳らしい笑顔で言った。巨人は9月28日に1位指名を公表。阪神の1位候補にも挙がる。すでに9球団と面談済み。複数球団の競合が濃厚の逸材は「今のままでは通用しないと分かっている。課題をなくせるよう練習して、入れればすぐに戦力になれるようにしたい」と引き締める。
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