広島は、ドラフト5位で指名した大阪ガス・河野佳選手に指名あいさつを行った。入団拒否の報道もあったが、「自分の中ではプロに行って活躍したいということに迷いは無かった」と話した。
日本選手権敗退後に
河野佳投手は昨年の社会人野球で投手のタイトルを総なめにする活躍で、今年のドラフト会議の目玉と注目された。しかし、今年は病気などもありなかなか調子の良い投球が見られず、ドラフト会議では5位で指名された。
もともと、ドラフト上位でのプロ入りを目指しており、10月31日の日本選手権で敗退後には「心残りがある。上位指名が目標だった。プロへの思いは強いが、今後会社としっかり話したい」と話し、入団拒否という報道もされていた。
しかしこの日、指名あいさつを受けると、「いろんな報道が出たが、自分の中ではプロに行って活躍したいということに迷いはなかった。広島カープに入って、ファンの皆さま応援されるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と入団に問題のない姿勢を示し、先日の発言には「質問がきたので、そう答えるしかなかった」と、まだ会社とも進路について話していない状況で、あのように答えるしかなかったと話した。
指名あいさつをした担当の鞘師スカウトは開幕1軍について「十分可能。競争の枠に入っていくだけの実力は十分ある」と話し、「イメージしやすいのは最初は中継ぎ。試合の最初の入りがうまかったり、球種を見てもそういう感じだと思う」と、リリーフ向きと評価した。
河野投手も「社会人では先発をやることが多かったので、試合を作るのが得意。プロでは任せられたところ、中継ぎでも抑えでも、しっかり抑えられるように頑張りたい」と話し、任されたポジションで投げる姿勢を示した。


日本選手権で敗退した10月31日には、「心残りがある。上位指名が目標だった。プロへの思いは強いが、今後会社としっかり話したい」とプロ入りへの悩める心境を明かし、入団拒否の可能性が浮上していた。それでもスッキリした表情で「いろんな報道が出たが、自分の中ではプロに行って活躍したいということに迷いはなかった。広島カープに入って、ファンの皆さま応援されるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と力強く語った。


コメント