社会人野球の2022年の表彰が行われ、都市対抗で橋戸賞を獲得したENEOSの度会隆輝選手が、最多本塁打賞、最多打点賞、ベストナインの表彰を受けた。来年のドラフト会議に向けての決意も述べている。
濃い1年になった
度会隆輝選手は横浜高校からENEOSに入って今年2年目、春先のスポニチ大会で2本塁打を放つと、都市対抗では4本塁打を放ってENEOSを優勝に導くと、MVPに当たる橋戸賞を獲得した。今年は公式戦で23試合7本塁打、21打点と圧倒的な活躍を見せ、最多本塁打賞、最多打点賞、ベストナインに輝いた。
「濃い1年になった。走攻守全てで成長できた」と話す度会選手、「盛大に祝っていただき感謝、感激で興奮しています。片方の手首に2つ、片方の手首に1つつけようかな」と、景品のシチズンの時計3つを受け取り、度会選手らしいコメントをした。
横浜高校では1年時から内野手としてプレーし、連続ヒットを続けるなど天才的な打撃を見せた。高校3年で通算24本塁打を放ち、プロ志望届を提出したものの指名漏れとなりENEOSに進むと打撃に力を入れるために外野手に転向し、社会人1年目から開花した。
50m6.0秒の足と遠投118mの強肩、そしてとにかくチャンスに強く、スタンドを盛り上げるようなホームランを放つ。スター性抜群のスラッガーにプロのスカウトも注目するが、「もっと頑張って、プロのスカウトに認められる選手になってもらいたいです」と話し、来年さらにアピールをすること誓う。
「ドラフト1位で行くという夢を持ちながら、来年の大会全てで優勝する気持ちでいきたい」と話す度会選手、外野手としてプロでも活躍が期待され、来年のドラフト会議では、高校生の佐々木麟太郎選手などとともにドラフト1位指名となることは間違いなさそうだ。

優勝に導いた7月の都市対抗では4本塁打を放ちMVPにあたる橋戸賞を受賞した。父・博文氏はヤクルトで内野手として15年間活躍。決勝でも息子の本塁打を見守り「もっと頑張って、プロのスカウトに認められる選手になってもらいたいです」と期待を込めた。

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