東京ヤクルトにドラフト2位で指名されたトヨタ自動車の松本健吾投手が、契約金7000万円、年俸1500万円で仮契約を交わし、背番号は28に決定した。
即戦力期待
松本健吾投手は東海大菅生時代から力のある投球を見せると、亜細亜大では大学2年の秋に3勝3敗の成績を挙げた。期待された翌年は新型コロナの感染拡大により春はリーグ戦中止、秋はわずかに試合が行われたものの松本投手の登板はなかった。
そして4年春に3勝3敗、防御率1.61でリーグ4位の好成績を挙げドラフト候補として注目されたものの、秋は1勝3敗に終わりドラフト会議ではプロ志望届けを提出したものの指名されなかった。
トヨタ自動車に進むと都市対抗本戦で好投を見せ、秋の日本選手権ではパナソニック戦で9回1安打8奪三振完封勝利を挙げる。今年の都市対抗本戦は2試合にリリーフで登板し、結果として無失点に抑える投球だったが、昨年の日本選手権の時の投球が印象的で、社会人投手ではトップクラスと評価され、ドラフト2位で指名されたものの、昨年秋の投球が評価のベースになったと思う。
村上宗隆選手と同じ学年で、亜細亜大時代に同じ神宮球場でブレークした同世代の選手に刺激を受けていたといい、「同世代だけでなく、球界を代表できるような投手になりたいと思っていますし、そこを目指してやっていきたい」と話す。大学時にドラフト指名漏れしたが、その時に東都リーグでエースとして投げあった日大の赤星優志投手が巨人にドラフト3位で指名され、この秋のアジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパンのユニフォームを来ていた。「負けていられない」と話し、侍ジャパントップチームのユニフォームを着ることを目指す。
亜細亜大では青山美夏人投手(2022年・埼玉西武4位)、草加勝投手(2023年・中日ドラフト1位)がエースとして大活躍をしてプロ入りをしているが、これらの後輩にも絶対に負けられないと思っているはずだ。亜細亜大、トヨタ自動車というアマチュア野球の名門を歩んだことは、色々なところで縁がつながる。
152キロのストレートとフォークボールを更に磨いて、この2種類でプロでやっていけるような球にしてゆきたい。




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