首都大学リーグに加盟している日本ウェルネス大は、東京キャンパスが東京新大学リーグに、茨城キャンパスが関甲新大学リーグにそれぞれ来春から加盟すると発表した。
3リーグで優勝目指す
日本ウェルネス大は首都大学リーグ2部ですでにしのぎを削っているが、来年からは関東の3つのリーグにそれぞれのキャンパスが加盟し、東京新大学リーグでは4部から、関甲新リーグでは2部からスタートする。
両キャンパスは元々通信制のみで、野球部は日本野球連盟に加盟して社会人野球に加わって試合を行ってきた。しかし、大学を運営するタイケン学園の柴岡理事長は「これまで社会人野球で大企業を相手にかわいがっていただいた。その中で学生からも、同じ大学生と戦ってみたいという声が出た」と話し、大学野球連盟に加盟することを決めた。
東京キャンパスは日大や富士重工などでプレーし、日本ウェルネス沖縄でコーチをしている今井康輔氏が、茨城キャンパスは仙台大でプレーし、日本ウェルネス東京高校でコーチをしていた25歳の佐藤樹氏がそれぞれ監督に就任する。東京キャンパスの今井監督は「同じ土俵に上がれるということでモチベーションは上がっている。トップチームの大学に追いつけるように。選手たちにはしびれる試合を経験して欲しい」と話し、「最短で1部に上がれるように」と来年の目標を話すと、茨城キャンパスの佐藤監督も「今までやれるという気持ちの反面、レベルの高さを感じ、モチベーションのもっていき方が難しかった。これからは同じ年代、同じ大学生と対戦できる喜びがある。今まで以上に一体感を感じるのではないか」と話し、「春に2部のトップに立って、1部に上がりたい」と目標を述べた。
日本ウェルネス大からは渡部健人選手が2020年のドラフト1位で埼玉西武に指名されており、昨年のドラフト会議では日本ウェルネス沖縄高のワォーターズ瑠海選手がドラフト4位で、日本ウェルネス仙台高の大内誠弥投手が7位で東北楽天に指名されている。高校、大学のカテゴリで野球界に存在感を高めている日本ウェルネス、柴岡理事長は「野球をやる環境を整え青少年に希望を与えたい」と話し、「3つの大学のチームが、神宮球場で戦えるようになることを願っています」と3つの大学チームに期待を込めた。


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