広島カープは今年1回目のスカウト会議を、マツダスタジアム内の球団事務所で行い、ドラフト上位候補として宗山塁選手、渡部聖弥選手、金丸夢斗投手の3選手を早くも映像で確認した。
248人リストアップ
白武スカウト部長は、「今のところ、この3人が有力じゃないかということで、3年生時のビデオを見てもらいました」と話し、宗山塁選手、渡部聖弥選手、金丸夢斗投手の映像をスカウト全員で確認した。広島は例年、第1回目のスカウト会議から選手の評価をし、Aランクの選手を発表するなどしている。
宗山選手と渡部選手は地元の広陵高の出身で、宗山選手については「守備や肩、動きが1軍レベルなのは分かっている。どこも欲しいと思う。間違いなくドラ1になる選手。」と評価すると、渡部選手についても「外野の右が少ない。いいパンチ力をしてるし。上位には入ってくるんじゃないか」と評価した。
ショートでは小園選手や矢野雅哉選手が守りについているが、セ・リーグを連覇した時の田中広輔選手のような活躍をする遊撃手が必要で、今年の二人の成績次第で宗山選手が候補になる。また右の外野手は、末包昇大選手が大砲として活躍し、中村健人選手なども獲得しているが数は少なく、強打とともに足もあり、センターとして活躍できる渡部選手は補強ポイントとしては一番獲得が望ましい選手かもしれない。
金丸投手についても「高めに抜けるような球がない。即、先発ローテに入れるんじゃないかというぐらいのコントロールはしている。出し入れができる。」と評価した。左腕投手は昨年のドラフト会議で2位で高太一投手、3位で滝田一希投手を獲得しており、ここ数年は投手の1位指名が続いているため、野手の可能性が高いと思う。
全体ではこの日、248人のドラフト候補選手をリストアップし、今年のドラフト戦線に向けた準備を整えた。次回のスカウト会議は5月に開催する予定。






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