東都大学リーグでは、亜細亜大のエース・齊藤汰直投手が中1日で先発し、9回3安打12奪三振で駒澤大を完封した。
4勝
齊藤汰直投手は武庫荘総合高校時代に140キロ中盤の力のある球を投げてプロも注目していた。亜細亜大では1年春から登板をしていたものの2年春まで勝ち星を手にすることはできなかったが、昨年秋にリーグ初勝利を手にし、今季はここまで3勝とエースとして投げている。
22日の国学院大戦で6回89球を投げており、4ああんだ5奪三振で自責点1の投球を見せていた。中1日で先発したこの日は「序盤から飛ばしていきました」と初回に三者三振で圧倒すると、その後もコントロールを意識して丁寧な投球を見せ、9回3安打12奪三振で完封と素晴らしい投球を見せた。「最初から投げきるという気持ちで入ったが、試合中は一人ひとり抑えていくということで投げていった」と話した。
今年は投手育成に定評のある正村監督の元ですべて先発で8試合を投げ、この日の勝利で4勝3敗、防御率1.76とした。そして奪三振数は2位の駒大・高井投手の35に大きく差をつける54奪三振とダントツ、61回1/3の投球回数も多いが、コントロールを意識しながら三振を奪っている。
亜細亜大はこの日の勝利で勝ち点を1とし、苦しい戦いとなったがようやく1部残留を決めた。齊藤投手は「これまで自分のピッチングで負けた試合もたくさんあったので、それをやり返せてよかった」と話した。
秋までにしっかりとケアをしてほしい所だが、昨年12月の侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも参加をしており、6月の合宿にも呼ばれるかもしれない。来年はドラフト注目投手となっていくだけに、故障なく歩んで行ってほしいと願う。



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