中日は担当の山本スカウトが、今年ナンバーワン左腕と注目の関西大・金丸夢斗投手と面談をしたことが明らかになった。
高校時から担当
山本スカウトは金丸夢斗投手と面談したことについて、「こちらの評価と施設など環境面を説明させていただき、和やかにお話ができました」と話し、中日の金丸投手に対する評価などを伝えた事がわかった。
山本スカウトは6年前に、母校の太成学院大高校を訪問した時に、練習試合で投げていた神港橘の金丸投手の2年生のときの投球を見て、当時は140キロ前後の球を投げていたが、「良い球を投げていた。大学へ行ったら体もできてきて、ドラフト候補になるかも」と感じたという。
現在は150キロを越す左腕投手に成長し、関西学生リーグでも通算20勝を挙げ、今年のドラフト1位で競合しそうな投手となった。金丸投手も高校時から見ているスカウトの姿は当然分かっていると思われ、この日はそんな話もあったのだろう、和やかな面談となった。
中日は金丸投手の他に、明治大の宗山塁選手、青山学院大の西川史礁選手、地元・愛工大の中村優斗投手もドラフト1位指名候補に挙げられているが、遊撃手は昨年まで非常に多く獲得してきた事もある。1位指名は金丸投手か西川選手が有力と見られるが、左腕エースの小笠原投手のメジャー移籍の可能性もあり、まずは左のエースとして、今中投手や山本投手、大野投手のようにしっかりとした軸を作りたいのではないかと思う。
ドラフト会議では1位指名で競合は間違いないと思う金丸投手だが、果敢に指名に行くのか、それとも競合を避ける形にするのかという判断もある。立浪監督が退任する中で誰が主導し、新たに就任する可能性の高い井上監督がどのようなチーム作りの方針を持っているのかなどで1位指名がどうなるのかが注目される。



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