社会人野球の強豪・トヨタ自動車のエース右腕、増居翔太投手が、JABA静岡大会のNTT西日本戦で圧巻のピッチングを披露した。7回を投げ、わずか3安打、無失点に抑え、8つの三振を奪う快投。今秋のドラフト候補として注目を集める増居投手が、その実力を改めて証明した.
7回3安打無失点8奪三振の快投!NTT西日本打線を寄せ付けず
増居翔太投手はこの試合の先発マウンドに上がり、初回から安定した投球を披露、NTT西日本の強力打線を相手に、的を絞らせない見事なピッチングを展開した。
初回に先頭の成瀬脩人選手を見逃し三振に仕留め、続く藤井健平選手も空振り三振。3番の酒井良樹選手を中飛に打ち取り、わずか16球で三者凡退の完璧な立ち上がりを見せると、2回には4番の山田峻士選手を二ゴロ、5番の中村篤人選手を一ゴロとテンポの良い投球で簡単に二死を奪う。6番の井上幹太選手にこの試合初安打となるレフト前ヒットを許したが、続く7番の串畑勇誠選手を空振り三振に仕留め、ピンチを脱した。
3回も2アウトから三振を奪うと、4回には2アウトからランナーを一塁において、第1打席でヒットを許した井上選手と対戦したものの、今度は三振を奪い、この回も無失点に抑えた。5回は2者連続三振を奪うと6回も1奪三振、7回は1アウトから四球を許し三振もなく、疲れが見えた所でこの回降板となったが、見事に7回を無失点に抑え、3安打8奪三振とすばらしい内容の投球となった。
増居投手は昨年の日本選手権で3試合に登板し3勝をマーク、24回を投げて自責点はわずか1で防御率0.90、奪った三振は23と素晴らしい投球を見せた。チームの優勝に大きく貢献し、最高殊勲選手と優秀選手に輝いている。
彦根東高校時代から甲子園で好投を見せた左腕投手が、本来の制球力と変化球の精度の良い投球をもちながら慶応大で球速も増し、社会人2年目の昨年は、更に球の力も強くなった印象で、ドラフト候補の左腕投手の中でも即戦力投手として、かなり評価される投手になってきた。
今回のJABA静岡大会での圧巻の投球で、今年もアピールを続けられそうで、このままの状態で都市対抗などでも活躍すれば、秋のドラフト会議では2位あたりで指名される可能性も出てくるのではないかと思う。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/04/02/kiji/20250402s00001003273000c.html
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