村上桜ケ丘・渡辺勇陽投手、ノーノー右腕が145キロ目指し県制覇へ

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春季高校野球新潟大会が4月26日に開幕する。昨夏の新潟大会でノーヒットノーランを達成し、注目を集めた村上桜ケ丘高校の右腕・渡辺勇陽投手(3年)が、冬場の厳しいトレーニングを経て、更なるレベルアップを遂げて春を迎えた。夏の大会へ繋げるため、県大会制覇を目標に掲げている。

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昨夏ノーヒットノーラン達成!あれ以上のレベルを目指す右腕

渡辺勇陽投手は、昨夏の新潟大会2回戦・新潟西高との試合で、自身初の公式戦先発だったがノーヒットノーランという快挙を成し遂げた。9回を投げて4四死球で13奪三振という内容で、外角低めに思い通りに投げられたことが成功の要因だったと振り返る。しかし、その大会は4回戦の新潟産大付戦で2番手で登板するも 1/3回で3失点して甲子園には届かなかった。

渡辺投手は「あれ以上のレベルにする」と話し、松田監督も「最近になって意識も変わってきた」と話す。ノーヒットノーラン達成後、周囲からの注目が集まり、少しプレッシャーを感じる時期もあったというが、今はそれを乗り越え、自身の成長とチームの勝利に集中している。冬場には「球威も制球もレベルを上げたい」と体幹トレーニングや校舎内での15分間走といった体力強化に励んだほか、トレーナーの下で体の使い方を研究し、昨秋までスリークォーター気味だった投球フォームを上手投げに修正した。ストレートに加えて、スライダー、カーブといった変化球も操り、投球の幅を広げている。

このフォーム変更と冬場のトレーニングにより、現在の最速は139キロだが、監督は「力はある。140キロ台はすぐに出せる。」と力を認めるほどになった。渡辺投手も「直球は夏までに145キロは出せるようにしたい」と確かな手応えを感じている。

エース争いを力に!県制覇を通過点に夏へ挑む

村上桜ケ丘高校には、村上シニア時代からのチームメートである左腕の渡辺壮汰投手もおり、こちらも急成長を遂げているという。エースの座を争う良きライバルとして競争により、渡辺勇陽投手の成長を促す刺激となっていることは間違いない。

春の目標は明確だ。「県大会で優勝して、夏につなげる」。春の県制覇をあくまで通過点と捉え、その先にある夏の甲子園出場を目指している。179cm93kgという体格があり、球速が145キロくらいを出せば、当然のごとくドラフト候補として注目されるだろう。

渡辺勇陽投手 プロフィール

  • 氏名: 渡辺 勇陽(わたなべ ゆうひ)
  • 所属: 村上桜ケ丘高校 3年
  • 出身: 新潟県村上市
  • 生年月日: 2007年(平成19年)8月2日(17歳)
  • 経歴: 山北小学校(4年で野球開始)- 山北中学校 – 村上シニア(中学1年から所属)- 村上桜ケ丘高等学校(1年秋からベンチ入り)
  • 投打: 右投左打
  • 身長・体重: 179cm・93kg
  • 最速: 139キロ(現在の公式戦最速)
  • 特徴: 昨夏新潟大会でノーヒットノーランを達成した右腕。冬場のトレーニングで体幹、下半身を強化し、上手投げにフォーム修正。球速アップと制球力向上に手応え。
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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