社会人野球の都市対抗大会東京2次予選は2日、第2代表決定戦が行われ、東京ガスがJR東日本に3-2で勝利し、5年連続となる本大会出場を決めた。この試合で、横浜国立大学出身のルーキー・藤澤涼介外野手(23)が8回に値千金の決勝ソロ本塁打を放った。今大会3試合連続となる一発で、チームを東京ドームへと導いた。
ルーキー藤沢選手が3戦連発となる決勝ソロ
2-2の同点で迎えた8回、先頭打者として打席に立った藤澤涼介選手は、相手投手の投じたスライダーを完璧に捉えた。「うまく反応できた」という打球は、レフトスタンドへ吸い込まれる決勝のソロ本塁打となった。まさに値千金、会心の一撃で、一度は一塁ベースを通り過ぎそうになりながらも、しっかりと踏み直し、ダイヤモンドを一周した。
今大会、第1代表決定トーナメント準決勝から3試合連続となる本塁打となった。この試合のMVPにも輝き、「最後のホームランでチームに貢献できた」と、誇らしげにトロフィーを掲げた。
新星「スタンドの声援が凄くて」
藤澤涼介選手は横浜国大の選手として昨年まで神奈川大学リーグでプレーをしていた。首都圏といえど観客は少ない中でのプレーをしていたが、社会人野球の都市対抗の大観衆の中でのプレーに、「スタンドの声援が凄くて。去年まで地方大学リーグだったので、こんなにお客さんが入らなかったから」と、喜びを噛み締めた。
大学時代は3年冬の大学代表候補強化合宿に参加し、その打撃は代表の他の選手と並ぶくらいの高いレベルの技術を盛っていた。守備に関しては足が代表でもトップクラスで、肩も強いが送球の課題はあった。それでも社会人野球でも外野手として、この日はセンターやライトを守っており、来年が本当に楽しみな選手になった。
昨年の都市対抗ではベスト4に進出した東京ガス。藤澤選手は「優勝が目標です」と、4年ぶりの頂点を見据える。ルーキーの勢いを力に変え、東京ドームでも大暴れする。
藤澤涼介選手 プロフィール
- 氏名:藤澤 涼介(ふじさわ りょうすけ)
- 年齢:23歳
- 所属:東京ガス(1年目)
- 出身大学:横浜国立大学
- ポジション:外野手
- 投打:調査中
- 主な特徴や実績:2025年都市対抗東京2次予選で3試合連続本塁打を記録。第2代表決定戦では決勝ソロ本塁打を放ち、チームを5年連続の本大会出場に導きMVPを受賞。横浜国立大学出身のルーキー。

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