全国高校野球選手権東東京大会はでは、都立の星・広尾でプロ注目のエース・古荘敦士投手(3年)が8回途中からリリーフ登板し、145キロのストレートで1回2/3を1安打無失点に抑える好投でチームの勝利に貢献た。この試合には巨人など複数のプロ球団スカウトが視察をしていた。
「自信はめちゃくちゃあった」ピンチで登板、145キロでねじ伏せる
力でねじ伏せた。2点差に詰め寄られた8回1死一、二塁のピンチ。ここでマウンドに上がった古荘敦士投手は、NPBスカウトのスピードガンで自己最速タイとなる145キロを計測。常時140キロ以上の力強いストレートで相手打線を押し込み、三振と中飛でピンチを切り抜けると、9回も無失点に抑え、見事な火消し役を果たした。
初めての神宮のマウンドに「すごい歓声。ちょっと緊張して。腕が全然振れていない感じがした」と言いながらも、「しっかりキャッチャーミットめがけて投げられた」と話し、「自信はめちゃくちゃあった」と抑える自信があったと納得の表情を見せた。プロのスカウトが視察していたことについては、「注目されてるのはうれしいし、自信になる。おれの球をみせてやる。ぐらいの気持ちで」と話した。
入学から30キロアップ!フォーム改造で才能開花
古荘投手は都立広尾に入学し、当初は最速115キロほどだったという。しかし、安部雄太監督(42)との二人三脚でのフォーム改造に取り組み、ショートアームを取り入れたフォームに変更したほか、上半身のトレーニングに励んだことで、球速は一気に30キロ以上もアップした。
安部監督も「まだまだ彼は筋力がないので、将来的には150キロが出て、勝てるピッチャーに」と大きな期待を寄せる。また、昨年までバッテリーを組んでいたOBの清水海音さんも、「彼は強いボールを投げられる。高めの真っすぐは基本打たれない」と太鼓判を押す。
将来の夢は「絶対プロに」憧れは元中日・中里篤史氏
卒業後の進路については、大学進学を基本としながらも、「将来は絶対プロになりたい」と、その先の夢を力強く語った。一番の憧れは、元中日の中里篤史氏。同じ「あつし」の名を持つ先輩の背中を追い、次戦も自慢のストレートでチームを勝利に導く。
古荘敦士投手 プロフィール
- 氏名:古荘 敦士(ふるしょう あつし)
- 所属:広尾高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 主な特徴や実績:最速145キロを誇るプロ注目の右腕。2025年夏の東東京大会2回戦でリリーフ登板し、1回2/3を無失点に抑える。入学時の最速115キロから30キロ以上のスピードアップを果たす。巨人など複数球団が注目。卒業後は大学進学を経てプロ入りを目指す。憧れの選手は元中日・中里篤史氏。



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