ドラフト番付~選抜高校野球場所

ドラフト番付

選抜高校野球は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。選抜出場選手のドラフト番付を掲載します!

尚、これまでは東は東日本、西は西日本としていましたが、今場所からは大相撲と同じく、評価の順番で東→西として行きたいと思います。

2012年ドラフト番付

西
藤浪晋太郎 大阪桐蔭・投手 横綱 大谷翔平 花巻東・投手
北條史也 光星学院・遊撃手 大関 濱田達郎 愛工大名電・投手
笠松悠哉 大阪桐蔭・内野手 関脇 田村龍弘 光星学院・捕手
中村祐太 関東一・投手 小結 溝脇隼人 九州学院・遊撃手
西坂凌 鳥取城北・投手 前頭1 萩原英之 九州学院・外野手
青山大紀 智弁学園・投手 前頭2 森友哉 大阪桐蔭・捕手
小野耀平 智弁学園・外野手 前頭3 二階堂誠治 女満別・投手
柳裕也 横浜 前頭4 大谷樹弘 作新学院
田端良基 大阪桐蔭 前頭5 竹内司 健大高崎・外野手
佐藤大将 愛工大名電・遊撃手 前頭6 柿澤貴裕 神村学園・投手
山本竜也 天理・投手 前頭7 木村斗史稀 愛工大名電・内野手
島垣涼太 洲本・投手 前頭8 佐藤拓也 浦和学院
山下勇斗 作新学院 前頭9 中道勝士 智弁学園

評価

 5試合全試合で150kmを記録し、花巻東、九州学院など強豪相手に勝ち上がり見事優勝を果たした藤浪晋太郎投手は文句なしの横綱、埼玉西武や広島、阪神などが1位候補にリストアップするなどプロからの注目度も高くなった。大谷翔平は1回戦の序盤の球の質では藤浪晋太郎投手より良かった。しかし実戦不足、スタミナ不足など課題は多い。打撃ではライトスタンドに本塁打を放つなど野手としての評価が非常に高い。今後、投手・野手のどちらか、というような議論が激しくなりそうです。

 大関は北條史也選手、攻撃でもしっかりと打点を記録し、何といっても安定した守備が頼もしく思えた。素質の高い遊撃手としてドラフト2位、3位での指名がありそう。濱田達也投手は本調子ではなく豪快なストレートが見られなかった。ただし質の良いストレートに横からの角度のある球はドラフト上位候補として十分の力がある。

 関脇・小結は4人、笠松選手は2本の本塁打に守備でも強肩を見せ来年は長打の打てる遊撃手として注目されそう、田村選手は常に身長の問題が出てくるが、身長に関係なく甲子園の左右に長打を打ち分ける打撃はドラフト上位候補。

 中村投手は140kmに満たない球で面白いように空振りをとれる。ストレートの質をキープしながら球速を挙げられるか、来年が楽しみ。溝脇選手は遊撃手の守備と1番打者としての素質が高かった。藤浪投手から2三振したのが今後の課題だろう。

  前頭では鳥取城北・西坂投手をもう少し見たかった。角度のあるストレートは本格派右腕候補。九州学院・萩原選手は藤浪投手と互角の勝負を見せ、迫力があった。大阪桐蔭・森捕手は打撃も良いが、健大高崎戦でワンバウンドを捕球して2塁盗塁を阻止したプレーが印象に残った。

 横浜・柳投手、作新学院・大谷投手などは投手としての質は高かったが不調だった。神村学園・柿澤投手は148kmを記録したが野手投げに見えた。健大高崎・竹内選手は1番打者として、相手が警戒している中で盗塁を決めるなど足とセンスが素晴らしかった。

 女満別・二階堂投手、洲本・島垣投手、天理・山本投手は投手としての素質が高そうで今後伸びるのではないかと思います。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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