慶大VS東京国際大、大学野球にプロから風を吹き込む!

注目の試合

 江藤監督と古葉監督のプロ出身監督対決は慶大・江藤監督に軍配が上がった。しかし、試合内容は戦力差を考えても、東京国際大の互角以上の戦いで、9回2アウトまで4-4の同点にもつれる好試合となった。

 9回2アウトからチャンスに強い山崎錬がセンターにタイムリーヒットを放ち勝ち越しで勝負を決めた。4番伊藤隼太選手は1安打1四球で打点を挙げられなかった。逆に東京国際大は3回に2本のバントヒットを絡めた5連打で3点を奪うと試合を優位に進め、8回にはランナー1塁でバントを警戒させると、慶大の前進守備の隙を突いて2盗を敢行、相手を手玉にとった機動力野球は古葉監督の代名詞だ。

 大学野球にプロからトレーニング法や作戦が入ってきた。江藤監督は野手に徹底的に素振りをさせ、投手にはフォームを崩したときにプロの選手が行う調整法を導入、古葉監督は、ホームランや長打による得点が多かった大学野球界に、バントヒットや走塁による得点の仕方を見せてくれた。プロアマの壁が崩壊しつつある効果だろう。これから、大学野球は変わっていく。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
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