ドラフト1位候補12人はスバリ!?

有原航平, 山崎康晃, 安楽智大

 各球団の年始の視察や第1回のスカウト会議が行われ、各球団が注目する選手が早くも絞られてきている。今年は昨年に比べてドラフト1位候補の名前が多く挙げられる。ドラフト1位12人の名前を挙げてみた。

 

大学生に好選手が揃う

 大学生の投手では早大の有原航平投手、亜大の山崎康晃投手は今年成績を残せなかったとしても、これまでの実績や体格、球速など持っている素質の高さでドラフト1位当確と言って良いとおもう。それに続くのが明大の山崎福也投手と法大の石田健大投手の両左腕で、球速や東京六大学というレベルの高いリーグでそれぞれ16勝、15勝を挙げている。ただし、山崎福也投手は186cmの体格やコントロールは素晴らしいが、全体的な球威や球速をもう少し欲しいし、石田投手は調子を崩している状況にある。今のところ各球団とも上位候補に挙げているが、今年の出来次第でドラフト1位が決まる事になりそうだ。

 それに続きそうなのが素質を評価されている名古屋大・七原優介投手、中央大・島袋洋奨投手、東農大オホーツクの風張蓮投手という事になりそうで、島袋投手は東都リーグの1部なのでスカウトからも注目される事になるが、七原投手は愛知大学リーグ2部、風張投手は北海道学生リーグという事もあり、スカウトの目に留まる少ないチャンスを活かさなければならず、そのためには話題になる必要がある。

 一方、野手では早大の中村奨吾選手が即戦力として評価され、ドラフト1位に入ってくると見られる。また駒大の江越大賀選手は素質は非常に高い。白崎浩之選手のように最終学年で成績を残せば1位に入ってくる。

 

高校生は投打に中心選手

 確実にドラフト1位に入ってくるのは済美・安楽智大投手。既に157km/hの速球を投げ即戦力として判断できる。続くのは前橋育英・高橋光成投手だが、甲子園終盤に疲れからかフォームを崩し、18Uワールドカップでも秋の予選でも良くなかった。昨年のドラフトでも報徳学園の乾陽平投手がドラフト1位候補として評価されたが、フォームを崩してしまいプロを諦めたという経緯もあり、夏の甲子園優勝投手とはいえ、今年のピッチングが鍵となる。

 打者では横浜高校の高濱祐仁選手と智弁学園・岡本和真選手が、将来の4番候補として注目される事になるが、最近のドラフトでは高橋周平選手や渡辺諒選手、山田哲人選手、森友哉選手のように、遊撃手や捕手といったポジションの選手が人気になる傾向がある。プロの使用球が飛ぶようになり、再びスラッガー候補に注目が集まると思うが、この二人でさえも確実にドラフト1位と言いきれないところがある。

 横浜・浅間大基選手はパンチ力のあるスラッガーとして、また足もある選手で、逆に評価が高まっていく選手かもしれないと思う。大和広陵の立田将太投手はポテンシャルは高そうだが、1年時以降の伸びや注目度が上がっていないので今年の大ブレークが必要だとおもう。まずは150km/hを記録してアピールしたい。

 センバツでアピールできるチャンスがあるのが、佐野日大の田嶋大樹投手、日大東北の大和田啓亮投手、日本文理の飯塚悟史選手で、大舞台でスカウトにインパクトを与える活躍を見せれば、今年スカウトが足を運ぶ回数が増えると思う。

 

社会人は一服感も

 社会人で吉田一将投手のような確実に1位と言い切れる投手はいない。可能性があるのがNTT東日本・高木伴投手で侍JAPANで投げた経験もある。安定感のある投球が特徴でキレで勝負するタイプで昨年ならば、柿田裕太投手や加治屋蓮投手と比較してよい投手だと思うのでドラフト1位だったが、今年は、大学生や高校生の選手と比べられる事になりそうだ。それを打ち破るような投球を見せて欲しい。

 またJX-ENEOSの石川駿選手も昨年の都市対抗で大ブレークしたがその後ややや落ち着いてしまった印象で、再ブレーク次第という事になるだろう。

 その他では三菱重工で151km/hを投げる180cm左腕の福地元春投手は、石田健大投手と比較できる投手だと思う。また九州三菱自動車に進んだ横浜高校出身の小川健太選手やJR東日本の佐々木孝樹選手は高い素質を持った外野手。外野手というポジションがなかなか評価が上がらないのだが、足や肩、打撃を見せてアピールしたい。日立製作所の岡崎啓介選手も侍JAPANで思い切りの良いスイングを見せていた。こちらも注目。

 

ドラフト1位12人は

 かなり厳しく評価すると、ドラフト1位確実は、有原航平投手、山崎康晃投手、安楽智大投手の3人、可能性が高いのが、中村奨吾選手、山崎福也投手、石田健大投手、高橋光成投手、高濱祐仁選手、岡本和真選手、高木伴投手。残り2人を、福地元春投手、浅間大基選手、飯塚悟史選手、島袋洋奨投手などが争う形となりそう。

 


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