ドラフト5日前、各球団とも1位指名の絞り込みができない状態が続く

巨人はこの日、堤GMと山下スカウト部長が大学BIG3の柳裕也投手、田中正義投手、佐々木千隼投手を分担して視察した、また多くの球団が複数の球場を移動し、ドラフト5日前にも関わらず慌ただしい動きを見せている。

ドラフト5日前

この日は神宮球場で柳投手を視察していたスカウトのうち、巨人、横浜DeNA、福岡ソフトバンク、オリックスのスカウトが途中で抜け、創価大の田中正義投手や桜美林大の佐々木千隼投手の視察に向かった。例年であれば本命候補をじっくりと視察しているドラフト会議前の土日だが、各球団とも動きが慌ただしい。

例年は高校、大学、社会人にぞれぞれ1人か2人のドラフトの中心となり選手がおり、この時期には2,3球団はそれらの選手の中から1位指名を決定し、公表したりリークをしたりしている。また北海道日本ハムなどその年のNO.1の選手を指名すると決めているチームは、だいたいどの選手を指名するかは決まっている。

しかし今年に関しては、広島やオリックス、東北楽天、埼玉西武、阪神など、ドラフト1位指名を公表して他球団の手を引かせるような戦略を取る球団もこれまでのところ1位指名も公表はなく、阪神はスカウトたちがコメントをしなくなる状況になっている。また、北海道日本ハムや横浜DeNA、東北楽天といったその年のNO.1を指名するチームも、春までは田中正義投手などの選手名を口にしていたものの、逆に夏ごろから本命に対する発言を一切なくなった。

今年のドラフト会議は田中正義投手が中心であることは間違いない。しかし春のリーグ戦で田中投手が肩を痛めると、その故障の影響が夏明けまで続き、また復帰登板の内容に対して疑問を呈するスカウトなどもおり、絶対的な大本命ではなくなってきていた。

また夏の高校野球で左右のエースと評価されていた寺島成輝投手と藤平尚真投手が順調に甲子園出場を果たすと、さらに花咲徳栄の高橋昂也投手や広島新庄の堀瑞輝投手が急成長を見せ、そして作新学院の今井達也投手が大ブレークをした。また大学でも桜美林大の佐々木千隼投手がブレークし、これまで評価されていた柳裕也投手もますます成長したピッチングを見せ、田中投手と肩を並べるようになった。

決められない1位指名

ドラフト1位の12人、そしてドラフト2位までの24人までも選手名が埋まっていくような中で、最終的に誰をドラフト1位で指名するのか、ドラフト5日前にも関わらず12球団とも決められない状況になっている。

そしてそれを決めるために他球団の動向を分析しようとするも、他球団も1位指名を迷っており、どこも決められない状況が続く。どこかの球団が1位指名を決めて発表でもすれば、堰を切ったように他球団も動きがみらるようなところで膠着状態が続いている。

ドラフトまであと5日、この5日間の動きから目が離せない。


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