BCリーグがドラフト会議、8人が指名

独立リーグドラフトニュース

 BCリーグは合同トライアウトとドラフト会議を行い、8球団中4球団が合計8人の選手を指名した。指名された選手の中には、佐藤貴規選手、塚田晃平選手といった元プロ野球選手も含まれる。

8人が指名される

 合同トライアウトでは1次テストに74人が参加し、20人が2次テストに進んだ。そしてその後に行われたドラフト会議で指名された選手が2次テスト合格者となるが、8人が指名された。

 ドラフト会議では今年から新規に参入する武蔵ヒートベアーズが明治大出身で社会人の全大宮でプレーする秋山隆一郎内野手を指名すると、福島は天理高、佛教大出身でオーストラリアのブリスベン・バンディッツでプレーした後藤真人投手を指名した。

 福井ミラクルエレファンツは帝京三出身で信濃グランセローズでプレーしていた佐々木勝一投手を指名すると新潟アルビレックスは早稲田大から広島に2011年育成ドラフト3位で指名され、2013年に戦力外となり、アメリカ独立リーグでプレーしていた塚田晃平投手を指名した。

 ドラフト1位指名をしたのは4球団だけだった。

 その後、元ヤクルトの佐藤貴規選手が福島ホープスの2位で指名され、新潟は帝塚山大の中西啓太選手、愛知学院大の左の大砲・纐纈隼基選手を指名した。福井は元々福井でプレーしていた小野瀬将紀選手を指名し、合計8人が指名された。

 

プロへ

 元プロ野球選手の佐藤選手は由規投手の弟で、2010年の育成ドラフト3位でヤクルトに指名されたが、支配下昇格できず昨年戦力外となった。今回のドラフトで指名された事について、「ホッとしたし凄くうれしい。福島のファンを勇気づけられるように頑張っていきたい」と話した。

 塚田投手は「指名されてホッとした。目標はNPB復帰」とプロへの返り咲きを目指す。

 BCリーグなど独立リーグの注目度は年々増しているように思える。まずはリーグで結果を出してオールスターに選ばれ、プロを相手に良いプレーを見せられれば、プロ入りの可能性は高くなる。

 元プロの選手もこれからプロ野球を目指す選手も、活躍を期待したい。

2015年度-BCリーグのドラフト候補リスト

 

 トライアウトを終えた佐藤に、岩村明憲監督兼選手(36)が歩み寄る。「また同じチームで頑張っていこう」。笑顔で固い握手を交わした。福島で第二の野球人生を始めることになった佐藤は「ホッとしました。獲ってもらった以上、優勝を目指したい」と少しだけ表情を緩めた。

 

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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