横浜DeNAが入団発表、法大・三嶋一輝投手は背番号17

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 横浜DeNAは今年のドラフト会議で指名した7選手の入団発表を行った。一覧はこちら↓

名前 出身 特徴 契約金 年俸 背番
1 白崎浩之 駒沢大 183cm86kg 10000万 1500万 29
2 三嶋一輝 法政大 176cm74kg 8000万 1200万 17
3 井納翔一 NTT東日本 188cm88kg 6000万 1000万 15
4 赤堀大智 セガサミー 188cm91kg 5000万 950万 31
5 安部建輝 NTT西日本 179cm80kg 4000万 900万 43
6 宮崎敏郎 セガサミー 172cm84kg 3500万 850万 51
育1 今井金太 広島国際学院 178cm78kg 300万 360万 100

 1位の白崎選手は「1年目から臆することなく勝負したい。広島の前田健太投手と対戦したい」と話すと、2位の三嶋投手も「僕も1年目からフル回転して新人王を狙いたい。一番大きな目標なので」と話した。

 高校生は育成1位の今井金太選手だけと即戦力中心の補強となったが、昨年は9人中、高校生を8人指名しており、2年間で見ると即戦力と将来性のバランスも取れている。また、投手、内野手、外野手とバランスよく指名を行った。

 チームには石川や梶谷、内村など俊足でリードオフマンタイプの内野手に偏っており、強い打球で得点を挙げるスラッガータイプの内野手の指名が目立った。1位白崎選手、6位宮崎選手はまさにそんな選手で長打力は小柄だが宮崎選手の方がありそうだ。中村紀選手や筒香選手の状態、外国人の補強によって、後回しにされてしまうファーストやサードではなく、長打を打てるセカンド、ショートで勝負して欲しい。

 チームの課題といわれる投手力だが、もちろん他球団に比べ劣っている状況は否めないものの、確実にアップしてきている。高崎が1シーズンを投げきれるスタミナがあり、国吉もシーズン通して投げきった。結果はこれからついてくるだろう。またシーズン後半にローテーションに入った加賀美希昇投手も計算できるようになったが、それに、この三嶋投手、井納投手、安部投手が加わるのは非常に心強い。三嶋投手は球の勢いで、井納投手は速球とフォークで、安部投手は経験とコントロールで先発で勝負できる投手。レベルは高い。

 そして外野手、荒波選手が固定できたことで、レフト・ライトをベテランも含めた競争で奪い合うが、特にライトで突き抜けた選手がいない。競争しているメンバーが固定化されていたが、吉村選手、北選手を他球団にトレードしたことと、ドラフト4位の赤堀選手の加入でベテランにも刺激を与えそうだ。赤堀選手は188cmの大型選手だが、強肩とバットコントロールに定評がある。チームの3番を打てる選手だと思う。

実質的に高田GMの1年目のドラフトとなったと思うが、チームの補強ポイントを的確に補強できたものと思っている。昨年の8人の高校生も高城捕手、伊藤投手の2人が既に1軍を経験し、北方、桑原、乙坂も高い能力を見せている。育成1位の今井金太投手も140km中盤の速球と勢いがあり、育成ながら期待できる投手。最下位からの逆襲に期待したい。

 

 DeNAドラフト2位の三嶋は大忙しの一日となった。入団発表会見を終えてから都内へ移動。法大の市ケ谷キャンパスで行われた東京六大学秋季リーグ戦優勝祝賀会にも参加した。

 

 雨天のためパレードが中止となり「パレードを楽しみにして横浜から急いで来たので残念です」。DeNAでは過去に新人王を2人出している出世背番号「17」をもらい、「僕も1年目からフル回転して新人王を狙いたい。一番大きな目標なので」と力強かった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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