横浜DeNAは、今年のドラフト会議で3位指名した日本新薬の倉本寿彦選手に背番号5を提示した。石井琢朗選手がつけていた背番号を提示し、期待の高さをうかがわせる。
倉本寿彦選手
倉本寿彦選手は横浜高校から創価大へ進学し、大学屈指のプレーをする遊撃手として注目されていた。社会人でも1年目からショートを守など、守備力の高さを見せると、打撃でも2年目の今年は長打力を見せ、日本選手権の予選では連発でホームランを放つと、侍ジャパン社会人代表でもホームランを放った。
ただし評価されているのはやはり守備で、打撃に関してはまだまだ課題もある。
我慢が必要
横浜DeNAは石川選手、梶谷選手がショートが不適合?と判断してセカンドや外野にコンバートし、藤田選手をトレードで放出して、現在では山崎選手、白崎選手がショートを守る。
しかし、東北楽天から獲得した内村選手、2011年にドラフト4位で内野手として獲得した桑原将志選手も外野手に転向させるなど、我慢を仕切れない所が目立つ。捕手もそうだが遊撃手もチームにとって非常に重要なポジションで、選手が育つまでには時間がかかる。
2012年ドラフト1位の白崎選手もそうだが、倉本選手は我慢して使いレギュラーにしてほしい。簡単に外野手にコンバートをしていたら、毎年選手を指名したってショートで定着する選手は出てこないだろう。石井琢朗選手がつけた背番号5を提示したことは、我慢をして使うという意思の表れであることを祈る。
5」は同じ右投げ左打ちの遊撃手で2000安打を達成した石井琢朗(現広島内野守備・走塁コーチ)が94年から08年まで15年間つけていた背番号。球団が石井のような球界を代表する選手になってほしいと、即戦力遊撃手に期待を込めた。
コメント