横浜DeNAは新人選手の入団発表を行った。8選手の横顔と活躍期待度をまとめる。
横浜DeNA2014年新人入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 山崎康晃 | 投 | 亜細亜大 | 177cm83kg | 右右 | 10000 | 1500 | 19 |
2 | 石田健大 | 投 | 法政大 | 180cm83kg | 左左 | 7500 | 1200 | 14 |
3 | 倉本寿彦 | 内 | 日本新薬 | 180cm81kg | 右左 | 6000 | 1200 | 5 |
4 | 福地元春 | 投 | 三菱日立PS | 182cm92kg | 左左 | 5000 | 950 | 28 |
5 | 山下幸輝 | 内 | 国学院大 | 173cm72kg | 右左 | 3500 | 840 | 38 |
6 | 百瀬大騎 | 内 | 松本第一 | 176cm70kg | 右左 | 2300 | 500 | 64 |
7 | 飯塚悟史 | 投 | 日本文理高 | 186cm83kg | 右左 | 2000 | 500 | 30 |
育1 | 亀井塔生 | 捕 | 日星高 | 180cm75kg | 右右 | 300 | 360 | 102 |
新人選手の横顔と期待度
ドラフト1位・山崎康晃投手 期待度1年目:☆☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆
日米大学野球でメジャー予備軍に点を与えず、明治神宮大会でも抜群のリリーフを見せるなど、大舞台に動じること無く力を発揮できる。特にリリーフで燃える場面で投げれば十二分に発揮する。ただし気分にむらもあるため、気を抜いたり余裕を持ちすぎたりで長いシーズンで集中力を保てるかがポイント。
体がそれほど大きくない投手でもあり、プロに入ってからの成長度は未知数で、1年目からやれないと厳しくなる。
ドラフト2位・石田健大投手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
大学3年後半から調子を崩し、今では大学で少し良い左腕投手というレベルにも見える。コントロールの悪くない投手だが3年春までは速球の勢いとスライダーのキレで勝負していた事から、自分のタイプを模索する事になりそうだ。身長があるわけでもなく、特徴的なフォームでもなく、総合的に成長ができないと生き残りは厳しい。
ドラフト3位・倉本寿彦選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆
守備に関しては1軍で勝負できる選手だが、山崎選手や白崎選手と比べられてそれを上回るレベルかどうか。山崎選手以上の打力や併殺力、白崎選手以上の守備力があればレギュラー確定となる。打撃に関しては長打力を見せ始めているがまだまだといえ、社会人代表でもムラが見られる。
ドラフト4位・福地元春投手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆
球速に関しては150km/hを記録するパワーピッチが見られ、チームにいない速球派左腕として重宝されるかもしれない。ただしドラフト前の日立製作所との試合でリリーフとして登板し2イニングは無失点の3イニング目に2失点とこれが今の実力と言える。パワーだけで押すのは難しく、インコースに投げられる制球だったり、空振りを奪える変化球を覚えることが課題。
ドラフト5位・山下幸輝選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆
打撃では当てる技術はあるもののまだまだ非力でプロではパワーアップが必要。ただしそれ以外の守備や繋ぎの面で期待されてのドラフト指名で、送りバントやランナーを進めるプレーなどでアピールしたい。
ドラフト6位・百瀬大騎選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆
抜群の足を持っていると評判が高い選手。守備も非常に素晴らしく、リードオフマンとして期待される。昨年の関根大気選手同様に、期待が高まっているようだ。ただし評価できるほど見ることができていないので、ドラフト6位としての期待度とした。
ドラフト7位・飯塚悟史選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
春、夏共に甲子園で投げ、夏はベスト4進出の立役者、18U代表でも格下とはいえ中国戦で5回をパーフェクトに抑えた。また昨年の明治神宮大会では2本のホームランをそれぞれうまく打った印象があり、打者としても期待が持てる選手。
ただし、それだけの選手にもかかわらずドラフト前にあまり話題が出ず、ドラフト会議でも7位指名と評価は高くなかった。体が硬いとか何かあるのかもしれない。
育成ドラフト1位・亀井塔生選手 期待度1年目:無し 3年目:☆☆
遠投120mの強肩で龍谷大平安の徳本健太朗選手を2度刺し、50m6.0秒の足、そして場外にホームランを放つパワーがある選手のようで能力は高そうだ。
ただし育成選手、さらに捕手という事もあり5年は見てほしい選手。
チーム全体の戦力アップ 1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆
山崎投手は1年目からかなり期待でき、またチームの課題だった左腕投手、遊撃手を獲得し1年目から出場の機会がある事から1年目の戦力アップ度は高い。ただし、それぞれに課題のある選手でもある。
3年目に関しては石田投手が自分のタイプを見つける事ができるか、飯塚選手は投・打も含めて見極められるか。百瀬選手は未知数とする。
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