中日がドラフト指名選手の入団発表 ~新入団選手の詳細~

祖父江大輔, 鈴木翔太, 岸本淳希, 又吉克樹, 桂依央利, 藤澤拓斗, 阿知羅拓馬, 橋爪大佑

 中日はドラフト会議で指名した8選手の入団発表を行った。

即戦力か将来性か

 中日は落合政権で活躍してきた主力選手がベテランになり、世代交代を託された高木監督も、CS出場を逃したことの責任を取って辞任した。そして谷繁監督に代わり、落合GMと共にチームの大幅な建て直しと、世代交代をしなければならない時に来ている。

 谷繁監督は即戦力よりも5年先にチームに中心になる選手を要求した。獲得8選手中で高校生は2人だけだが、桂選手、阿知羅投手は素質を評価された選手となっている。ドラフト1位の鈴木翔太投手はケガなどが無ければ、将来はキレイなフォームから伸びるストレートを投げて惚れ惚れさせるような投手となりそうだ。今年の投手の中では、そういう投手が好きな人にとっては最も楽しみな投手だと思う。ただし、そういう投手はフォームのバランスなどが繊細で、育成が大変というイメージもある。大エースとして活躍できる投手に育てて欲しい。

 又吉投手は独立リーグで最高順位の指名となった。四国アイランドリーグで頭角を現し、まだ成長も見せている。147km/hの球速もそうだが、多彩な変化球はどれも素晴らしいキレがあり、1年目から期待できる投手だろう。また5位の祖父江大輔投手も実戦経験は十分な投手。浅尾投手、田島投手などに負担がかかっているリリーフ陣に加わって欲しい投手だ。

 ドラフト3位の桂捕手は打撃に関してはまだ粗さもあり、首位打者を獲ったものの未知数といえる。しかし捕手としてのセンスは高く、スローイング、キャッチングなども安定していた。守備的捕手としてまずは力を付けて欲しい。ドラフト4位の阿知羅投手は高い素質持った投手だが、高校時代は背番号10、社会人でも控えだった。高校時代は明治神宮大会で優勝し、センバツでも準優勝をしており実績が少ないとはいえないが、エースになっていない不安定さを伴う。常に周囲から期待される素質がある。殻を破って欲しい投手。

 藤澤選手は長打力と広角に打てる打撃センスの高い選手、橋爪選手は安定した守備から信頼を勝ち取っていく選手で、内野手の世代交代の原動力になってほしい選手だ。岸本投手は球速、スライダーのキレなどに素質を見せた本格派の投手といえる。ただしスタミナやもう一つ何かが欲しいと思わせる投手で、1段階レベルアップをして欲しい。

 

ドラフト 名前 ポジション 背番号 特徴 出身チーム 説明
1位 鈴木翔太 投手 18 183cm74kg 右右 聖隷クリストファー きれいなフォームで将来性NO1評価の投手
2位 又吉克樹 投手 16 180cm74kg 右右 西原高-環太平洋大-香川オリーブ 147km/h速球で抜群の安定感を見せたエース
3位 桂依央利 捕手 40 185cm83kg 右右 太成学院大付-大阪商業大 首位打者獲得も打撃だが泥臭いプレー見せる
4位 阿知羅拓馬 投手 30

190cm85kg 右右

大垣日大-JR東日本 JR東日本が次期エースとして育てていた投手
5位 祖父江大輔 投手 33 175cm78kg 右右 愛知高-愛知大-トヨタ自動車 152km/h社会人屈指の速球派
6位 藤澤拓斗 内野手 46 174cm82kg 右左 柳ヶ浦-西濃運輸 高校通算28本、広角に打てる打撃センス
育成1位 岸本淳希 投手 202 181cm79kg 右右 敦賀気比 145km/hに鋭いスライダーで素質十分
育成2位 橋爪大佑 内野手 203 174cm73kg 右両 東海大仰星-大阪商業大 1年から安定した守備を見せ成長してきた

 

 中日のドラフト1位・鈴木翔太投手(18)=聖隷クリストファー高=が9日、エース襲名を誓った。名古屋市内で新人選手の入団会見に臨み、背番号が18に決定。球団では杉下茂、星野仙一らが背負った20がエースナンバーとされてきたが「中日でも18がエースと言われるようにしたい」と言い切った。

 さらに、この日は来季の新ユニホームもお披露目された。落合GMが「最も強かった時にしてはどうか」と提案し、谷繁監督が日本一となった1954年をモデルにすることを決断。白地に、黒に近い紺色でロゴをあしらったユニホームに袖を通した右腕は「気に入りました。1日でも早く1軍に上がりたい」と気合十分。最強の歴史を受け継いだ“新戦闘服”で、新たなエースナンバーを築き上げる。


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