中日は立浪監督が「基本は投手です」と話し、ドラフト会議の1位指名で大学生投手の1位指名をする方針を示した。また、抽選で外した場合の1位指名には、ENEOSの度会隆輝選手がリストアップされている。
今年は競合が多いでしょう
立浪監督はドラフト会議について、「基本は投手です」と話した。大学生投手が有力で、常広羽也斗投手、武内夏暉投手、西舘勇陽投手、東洋大の細野晴希投手といった東都リーグの投手などが1位指名の候補となりそうだが、「今年は競合が多いでしょう。」と話し、「クジは引きたくないですね。外すと後手に回るので。」と競合は避ける方針も示し、「もしかしたら単独で取れる投手もいるかもしれない。まだ決めるわけにはいかない」と単独指名ができる投手を直前まで検討していく。
昨年は沖縄大の仲地礼亜投手を高く評価し、指名競合を避ける形で事前に公表も行った。今年も1位指名の競合を避ける可能性もあり、すでに広島が1位指名を公表している常広投手や、他球団が1位指名の可能性が高い細野投手、武内投手などの指名を避けると見られ、西舘投手や下村海翔投手、そして古謝樹投手や岩井俊介投手、上田大河投手を1位に挙げてくる可能性もありそうだ。
ただし立浪監督は以前に「すべて欲しい」と話し、投手だけでなく、今季リーグワーストの390得点にとどまった攻撃陣についても補強ポイントとしている。そして1位候補には、「バッティングは本当に素晴らしい選手。打者ではナンバーワンです。1位でなくても外れ1位で絶対名前が挙がるんじゃないですか」と評価している。ENEOSの度会隆輝選手をリストアップしている。
中日は2位は一番最初に指名することになり、2位でも有力な大学生投手が残っていると判断すれば、1位で度会選手の単独1位指名を狙う可能性も出てきそうだ。ただし、度会選手にも他球団が1位指名をする可能性はあり、まだ非常に流動的といえる。理想は大学生投手と度会選手の2人を獲得することで、その理想に向けてどのような指名をするか注目される。




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