2度の抽選を外した球団の指名、北海道日本ハムの場合

北海道日本ハムドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

田中正義投手と佐々木千隼投手の抽選を外した4球団、最後はパリーグ覇者の北海道日本ハムの場合。上位に君臨するチームの強さを見た。

昨年に続き

北海道日本ハムは抽選に強いイメージがあるが、確かに有原航平投手や斎藤佑樹投手、菅野智之投手(2011年入団拒否)の抽選を当てているものの、2015年は12球団唯一2度の抽選を外し(高橋純平、小笠原慎之介)、2013年は12球団唯一3度の抽選(松井裕樹、柿田裕太、岩貞祐太)を外している。くじ運が悪いときはとことん外すのが日本ハムだ。

しかし日本ハムは強い。今年逆転優勝をしているが、2013年ドラフト3位の岡大海投手、4位の高梨裕稔投手が成長し、2015年ドラフト2位の加藤貴之投手、3位の井口和朋投手も勝利に貢献した。

そして今年も2度の抽選を外したが、U18で抜群の活躍を見せ、その後150キロも記録した左腕の堀瑞輝投手を指名し、早稲田大の有力内野手・石井一成選手、九産大で故障前は大エースとして活躍した高良一輝投手を指名、各ポジションに有力な選手を補強してみせた。これが北海道日本ハムの運であり他球団も一目置く吉村GMの補強だと感じさせた。

非常に楽しみなドラフトに

2度の抽選を外したチームの中では、最も素晴らしい指名をしたと思う。森山恵佑選手や高山優希選手も抜群の才能を持っている。

6位で指名した履正社の山口裕次郎投手は5位以下ならば社会人入りという事をプロ球団に伝えていたようだ。北海道日本ハムもそれを伝えられていたが6位で指名にいった。山口投手は「ビックリしました。今後のことは親や先生と話し合って決めたい。一番どの道に進むのが自分に合っているのかを考えたい」と話しており動向が気がかりだ。

それでも下位まで各ポジションで将来が楽しみな選手が集まった。

2016ドラフト指名選手 | ドラフト会議ホームページ2016 Draft home page

岡田龍生監督も会見で「ちょっと驚いています」と語った。前日に本人へ最終確認した際にも、4位以下であれば社会人野球に進むという方針で各球団スカウトにも伝達していた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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