北海道日本ハムは1月8日にスカウト会議を開き、各担当スカウトの地区を決定した。
新スカウトも
鎌ケ谷市で行なわれた第1回目のスカウト会議では、各スカウトの担当地区の割り振りを決めた。
前2軍監督の原田豊スカウトは九州地区を担当し、新任の武部義人スカウトは近畿地区を担当することが決まった。また、アマスカウトグループ長には山本一徳氏が就任をしている。
北海道日本ハムは例年、1回目のスカウト会議ではドラフト指名候補のリストアップなどは行なわず、担当エリアの確認だけを行い、キャンプを行う名護でのスカウト会議で2月中旬に行なわれるスカウト会議で、具体的に選手のリストアップや上位候補などを挙げていく。
昨年のドラフト会議では天理高の達孝太投手、千葉学芸の有薗直輝選手と、高校生の投手と野手を1,2位指名した日本ハムは、今年は新庄監督、稲葉GMの1年目となる。チーム作りのキーマンである吉村氏が統括本部長として残り、大渕スカウト部長がGM補佐を兼任する体制で、今年は大きな方針変更は無いのではないかと思うが、新体制への移行の年になることも考えられる。
吉村氏は、高校生の指名が多いイメージがあるが、ファームでは早い時期に活躍できる選手、というのが基本方針で、高校生にそれほど偏っているということもない。大谷翔平選手の獲得と成長などで、日本一にも輝いてきた実績がある一方で、支配下、育成を含めて少数精鋭で運用してきたものの、ここ数年は選手層の薄さが露呈し、リーグ戦でもBクラスに低迷するなどリスクも見られた。
この事から、育成ドラフト指名の選手も徐々に増えてきており、運用方法も少しずつ変わってきているが、新庄監督や稲葉GMのチーム作りがどのように反映されていくか注目される。

スカウト会議 ースポーツ報知紙面
コメント