東京ヤクルトがドラフト1位・寺島成輝投手と仮契約、背番号18で田中将大の道を

杉浦稔大, 寺島成輝

東京ヤクルトはドラフト1位指名した寺島成輝投手と、契約金1億円、プラス出来高最大2000万円、年俸1200万円で仮契約を交わした。背番号は18に決まった。

高卒ルーキー、背番号18

東京ヤクルトの高校卒新人で出来高払いが設定されたのは、佐藤由規投手以来となる。鳥原チーフスカウトは「即戦力として考えているので、こういう評価になった。大学、社会人を含めても一番いい左腕。即戦力で先発ローテに入ってくるだろうと。10勝すれば優勝の可能性が高まる」と話し、即戦力左腕として考えている事を改めて示した。

背番号は18となった。高校卒ルーキーで背番号18といえば、東北楽天の田中将大投手が思い浮かぶが、寺島投手も「負けない投手。どんな形でも良いからなぜか負けない」と理想とし、2013年に24勝0敗の記録を残した田中投手を「負けないという意味で理想の一つ。特に日本一を決める試合の気迫とかは凄かった」と目標に設定している。

その田中投手は1年目に11勝7敗の成績を残している。寺島投手も1年目から10勝が期待される。履正社高では新チームの練習に参加して体重は88kgから「少し増えた」と話し、「1月の新人合同自主トレに向け、体重は減らさず動ける体を作りたい」と意気込みを示した。来年3月の開幕に向けて、キャンプやオープン戦で先輩投手と勝負をしていく。

2013年ドラフト1位投手は背番号58へ

これまでつけていた杉浦稔大投手は58へと変更となった。2013年のドラフト1位指名選手だがここまで3年間で6勝どまりとなっていた。ドラフト1位選手でも3年で評価され、ドラフト1位の特権的な部分はほぼ無くなったと言ってよい。このままの状態があと2年くらい続けば、今度は戦力外の候補にもなってしまう。

後がなくなった杉浦投手、自分の背番号だった18の寺島投手と先発の枠を譲らない気迫を見せてほしい。

2016年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

期待は契約内容にも表れた。ヤクルトの高卒新人としては2004年の雄平、08年の由規以来となる契約金の出来高払いを設定。出場選手登録日数や勝利数、投球回数に応じて、最大2000万円の出来高が盛り込まれた。鳥原チーフスカウトは「即戦力として考えているので、こういう評価になった。大学、社会人を含めても一番いい左腕」と説明した。

「負けない投手。どんな形でも良いからなぜか負けない」。それに合致するのが、楽天時代に同じ18番を背負ったヤンキース・田中だ。13年に24勝0敗で、球団史上初の日本一に導いた。当時、中学3年だった寺島も「負けないという意味で理想の一つ。特に日本一を決める試合の気迫とかは凄かった」と、巨人との日本シリーズで熱投した姿も鮮明に記憶している。

鳥原チーフスカウトは「『18番と言えば寺島』という選手になってくれると思う。10勝してくれれば、優勝の可能性も高くなる」。単なる高卒新人ではなく、1年目から即戦力という評価は変わらない。


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