京都大・田中英祐投手に8球団が視察、阪神は7人体制で!

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 関西学生野球リーグでは京都大の4年生・田中英祐投手が大学最後のカードとなる関西学院大との初戦に登板し、9回を4安打1失点に抑える好投を見せた。しかし、チームは完封され0-1で敗れた。この試合には8球団のスカウトが田中投手の最終チェックに訪れたが、阪神は7人体制で視察を行った。

大学最後のカード

 田中投手にとって京都大のユニフォームを来た4年間は人生の大きな転機となった。1年生で147km/hを記録し、2年生で京都大の連敗を止める勝利を挙げ、そして4年生で京大に勝ち点を与えた。自身もプロ志望を表明し、プロ野球選手になる道を選んだ。

 その大学での戦いもこれが最後となる。リーグ戦最終カードとなる関学大との初戦に先発した田中投手は、9回を投げて4安打6奪三振2四球で1失点、変化球を中心にして106球で完投した。しかし味方打線が完封され0-1で敗れ、勝利はならなかった。

 元々は球威で押すピッチングで1試合で完投しても球数が多かったが、球数も抑え集大成となるピッチングとなったのでは中と思う。田中投手は「明日は仲間を信じて、なんとか第3戦までに持っていきたい。」と話し、もう一度登板する決意を示した。

 

8球団スカウト視察、阪神は7人

 田中投手は関西NO1大学生右腕として注目され、東京ヤクルト、阪神などが指名候補に名前を挙げている。この日も8球団のスカウトが視察に訪れた。

 その中で阪神は7人体制で視察を行い、池之上スカウトは「人数はウチが一番。」と話した。田中投手について「半分以上変化球。今日を勝つためのベストを選択した頭脳。しかも10試合で9度の登板はすごい」と話した。

 プロのスカウトにとって、おそらくこの日が最後の田中投手視察の機会として訪れたものとみられる。どのくらいの評価をしたのか、ドラフト会議でその答えがわかる。

 池之上スカウトは「人数はウチが一番でしょう」と冗談めかしながらも「半分以上、変化球。今日を勝つためのベストを選択した頭脳ですね。しかも10試合で9度の登板はすごい」と高評価。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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