阪神が、大阪桐蔭の松尾汐恩捕手を1位指名候補として、高松商・浅野翔吾選手と同じく評価していることが分かった。
「今年の中では数少ない選手」
阪神の畑山統括スカウトはこれまで、大阪桐蔭の松尾汐恩捕手について「松尾くんはずっとコンスタントに結果を出してくれる。今年の中では数少ない選手。一定の評価はできている」と話し、評価をしてきた。同じく強打の外野手として注目する高松商の浅野翔吾選手と同等の評価をしているという声もあるという。
松尾選手は1年生の秋に内野手から捕手に転向すると、大阪桐蔭の強力投手陣をしっかりとリードし、ショートも守れるフットワークやハンドリングを使ってキャッチャーとしての守備の能力も高い。そして打撃でも高校通算33本塁打を記録し、今夏の甲子園でも打率.571とコンスタントにヒットを打っている。東京ヤクルトの内山壮真選手とタイプは近い。
阪神は糸井選手が引退を表明し、外野手は近本選手しか固定されておらず、佐藤輝明選手がいるものの内野を守ったりと一定していない所もあり、ライト・レフトのポジションが流動的になっている。また、捕手は梅野選手が中心となりチームを支えているが、来年には31歳となり、ポスト梅野が必要な時期に来ている。
それを見越して藤田健斗捕手や中川勇斗捕手などをドラフト下位で指名しているが、しっかりと中心となりそうな捕手の補強を望んでいると見られ、浅野選手とともに松尾選手も欲しい選手の一人となるだろう。
阪神は矢野監督が辞めることをすでに発表しており、次期監督が決まる前に補強方針や指名選手が決定される可能性もある。球団は若い選手を獲得して育てていく育成路線を継続する予定で、また右打者の層が薄いことから、天理高の戸井零士選手、立教大・山田健太選手をマークしている。
他にも左打者では俊足でチャンスに強い打撃も持ち味の早稲田大・蛭間拓哉選手や、同じく俊足外野手の日体大・矢澤宏太選手なども候補となる他、投手でも白鴎大の曽谷龍平投手、大阪ガス・河野佳投手、近江・山田陽翔投手に注目している。



球団はその野球センスを高く評価している。捕手として甲子園を沸かせながら、日本一となった今春のセンバツでは、試合途中で遊撃手の守備も任された。これまで畑山統括スカウトは「松尾くんはずっとコンスタントに結果を出してくれる。今年の中では数少ない選手。一定の評価はできている」と話している。実力は世代NO・1と称されるスラッガー、高松商・浅野と同等クラスとの声もある。
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1位は、うーん・・