阪神は岡田監督が退任し、藤川新監督の就任の可能性が高くなっているが、ドラフト会議の1位指名について、高校生投手の可能性もある。
監督が決定
阪神のドラフト1位指名について、ある球団のスカウトが「阪神は、地元兵庫の報徳学園で今春の準優勝に貢献した最速151キロ右腕、今朝丸裕喜の1位指名もあるとみています」と話し、今朝丸裕喜投手の1位指名の可能性について話したという。
今朝丸投手は188cmの長身から151キロの速球を投げ、角度ある球と共に、コントロールも比較的安定し、センバツでは準優勝にチームを導いた投球や、U18代表での投球も、沈む球などをしっかりと使って投げることができる。ただし、まだフォームが固まっておらず、センバツ、U18、そして夏の大会ではフォームがやや違っており、今夏は本調子という投球ではなかった。
それでも阪神は今朝丸投手について春先から高い評価を続けている。宗山塁投手や左腕の金丸夢斗投手といったバリバリのドラフト1位指名候補も高く評価をしているが、2022年、2023年と大学生の野手と投手を1位指名しており、昨年は高校生投手を1人も指名しなかったことから、才木投手のように将来のエースになりそうな高校生投手を獲得したい年だと思われる。
神戸弘陵・村上投手なども
また、阪神は編成担当者が、「今年は即戦力と呼ばれる大学、社会人投手は限られるが、高校生で150キロ前後の直球を投げられて、伸びしろのある投手が結構います」と話、今朝丸投手だけでなく、神戸弘陵の153キロ右腕・村上泰斗投手や前橋商の清水大暉投手、佐伯鶴城の152キロ右腕・狩生聖真投手についても高く評価をしていると報じられている。
村上投手には高い評価が続いており、また清水投手についても関東で複数のスカウトが視察し、その良さを全員で共有している姿も見られている。狩生投手も九州のスカウトを中心に高校トップクラスの声も聞かれる投手で、他に福岡大大濠の柴田獅子投手、東海大相模の長身左腕・藤田琉生投手も含めてドラフト会議では上位指名の可能性が高いものの、ドラフト2位あたりで残っている可能性がありそうな選手でもある。
阪神は2位の指名順は後半の方となるため、これらの選手が残っているのかどうか、また、捕手の層が薄くなっており、日本生命の石伊雄太捕手の名前も挙げられるなど、ポジションの兼ね合いもある。
そして藤川監督自身が高校生でドラフト1位指名され、日米通算245セーブを挙げる投手になったこともある。阪神はこれまで、ドラフト1位指名を最終的に監督が決定しており、1位で高校生投手、2位で石伊捕手という流れにするのか、それとも1位でチームを変える力がある金丸投手や宗山選手を1位指名し、ハズレ1位か2位で高校生投手という流れにするのかが注目される。



某球団のスカウトは「阪神は、地元兵庫の報徳学園で今春の準優勝に貢献した最速151キロ右腕、今朝丸裕喜(3年)の1位指名もあるとみています」というのだ。


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