福岡ソフトバンク、山中浩史投手がブラジル打線を2回ノーヒット

福岡ソフトバンク球団ニュース2012年ドラフトニュース

 福岡ソフトバンクとWBCブラジル代表との強化試合が行われた。ドラフト1位の東浜巨投手の登板は無かったが、ドラフト7位の山中浩史投手が2番手で登板すると、2イニングをノーヒットに抑えて無失点の好投を見せた。

 アンダースローから最速121km/hのストレートと95km/hのカーブにブラジル打線は全く手がでなかった。ラーキン監督は「自分が現役でなくてよかった。非常に困難な角度から変化球がくる。打つのは困難だよ」と話し、対戦したことの無いフォームに戸惑った。

 山中投手はホンダ熊本で長い間アンダースローエースとして活躍し続けた27歳のルーキー、埼玉西武の牧田和久投手のような早い球を投げるアンダースローというよりは、千葉ロッテ・渡辺俊介投手のような、フワーっと浮いてくるタイプのアンダースロー投手。アンダースロー投手は貴重で、プロ入りしても比較的活躍する。山中投手も社会人での長い経験を活かして、1年目から活躍を期待したい。

 

鷹のサブマリン・山中、ブラジルを手玉!  - サンケイスポーツ:2013/3/1

  「(牧田にも)参考にしてもらえれば。見てもらえていると思っていましたし。ハイボール(高めの球)を振ってくるし、(自分みたいなタイプは)有効だと思いました」

 中略

 あまりの怪投にブラジルのラーキン監督も「自分が現役でなくてよかった。非常に困難な角度から変化球がくる。打つのは困難だよ」とお手上げポーズ。宿舎でテレビ観戦していた山本監督も「あのルーキーね、見てたよ。(牧田起用の)参考にしますよ」とニヤリ。重要な初戦に向け、思わぬ副産物となった。

 

 開幕1軍を目指すオールドルーキーだが、結果を残し続けたことで先発起用で開幕ローテ候補に急浮上した。「(先発でもリリーフでも)どちらでも、とにかく1軍で投げたい」。抜群の存在感を示した27歳は、鷹軍団でもキーマンになりそうだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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