春季高校野球茨城大会では、184cmの右腕で140キロ中盤を記録する霞ケ浦の木村優人投手が登板し、自己最速を3キロ更新する148キロを記録した。この試合には6球団8人のスカウトが視察している。
6球団スカウトにアピール
184cmの長身右腕投手として注目されている木村優人投手が、この日の守谷戦に先発すると、自己最速を更新する148キロを記録し、カーブ、カットボール、ツーシーム、スプリットなどの変化球も織り交ぜ、6回2安打13奪三振無失点の好投を見せた。
「初戦ということもあって、秋ぶりの公式戦だったのでを力抜いてというか。課題をつぶしにいこうと。まずはチームのためにという気持ちがあったので勝つことができてよかったです。」と話した。この日は常にセットポジションで力感なく軽く投げていたが、「真っすぐが走っていた。変化球も良い高さに決まったので三振を取れたと思います。スピードは正直意識していない。スピードというよりボールの切れだと思っているので質を大事にしています」と話した。
打撃でも左の大砲として注目され、二刀流についても「ピッチャーもバッターもやっているので偏らずに投打でという気持ちがある。チームのことを考えてやっています」と話す。
この日は阪神、東北楽天、北海道日本ハム、広島、東京ヤクルト、オリックスの6球団のスカウトが視察し、
広島・尾形スカウト:「角度があってスライダーに切れがある。力感なく投げられている。まだまだスピードが出ると思います。」
オリックス・岡崎スカウト:「身体能力が高い。体ができていないのにこれだけの出力が出せるのは可能性を感じさせてくれる。真っすぐも質の良いボールが来ている。出力が上がってスピードも出るようになってきましたね。関東の中では注目している球団もあると思います。夏まで追いかけたいと思います。」
と評価した。
木村選手は「正直プロを第一に考えている。まずはチームのために全力で投げたいです」と話す。チームを夏の甲子園に導き、そして秋のドラフト会議へと向かうストーリーを完成させたい。

▼広島・尾形佳紀スカウト 角度があってスライダーに切れがある。力感なく投げられている。まだまだスピードが出ると思います。
▼オリックス・岡崎大輔スカウト 出力が上がってスピードも出るようになってきましたね。関東の中では注目している球団もあると思います。夏まで追いかけたいと思います。

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