ドラフト指名漏れ、高尾投手・小川投手・箱山捕手は次のステージでプロに挑戦

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今年のドラフト会議では、上位指名も予想された高校生が指名漏れとなった。広陵の高尾響投手、作新学院・小川哲平投手、健大高崎・箱山遥人捕手は次の挑戦に向かう。

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ドラフト指名漏れ

広陵の高尾響投手はチームで1年春から背番号1をつけ、甲子園で通算5勝を挙げている。今年こそ本調子ではなかったが、ドラフト会議では上位指名の可能性もあると評価される投手だった。

ドラフト会議で指名がなく、その後は中井監督が取材を受けると、「悔しそうな表情をしていた。支配下で指名がなかった場合は、実力不足と判断して3年後を目指そうという話をしていた」と話し、支配下での指名を基本とし、指名がなかった場合には社会人野球に進む事を決めていたと明かした。

今後、社会人野球のトヨタ自動車を受験する意向を明らかにした。3年でプロ入りのチャンスを得る社会人に進むことで、高尾投手へのプロへの思いと自信が伝わってくる。3年後を楽しみに待ちたい。

作新学院・小川哲平投手も1年の頃から怪物ぶりをみせており、同校のOB・江川投手にも例えられてきた。しかし、高尾投手と同様に今年はセンバツで本調子ではなく、夏に球速などで復活の勢いも見せたがドラフト会議では名前が呼ばれなかった。

小川投手は本人が姿を見せて取材に対応し、「悔しい気持ちはあるけど、自分に与えられた試練としてプラスに捉えて、先の野球人生もあるので、それにつなげていきたいなと思います」と話した。進路については「未定です」としたが、プロ入りを目指して野球を続けていく。

また、健大高崎の箱山遥人捕手も、高校通算35本塁打の打撃とセンバツ優勝の主将で捕手として実績も十分で、侍ジャパンU18代表入りもしていた。しかし、支配下ドラフトの指名が終了すると硬い表情で会見会場を後にした。

「育成指名は受けない」と明言していたが、特に進路との関係で順位縛りなどは設定していなかったという。ドラフト会議後は青柳監督や家族と今後についての話し合いを行い、今後についてはこれから考えていく。

3選手とも実績という面ではドラフト会議で指名された選手よりも多くのものを持っており、また、その能力も引けを取るものはない。高尾投手と小川投手は1年時から注目されたという点で、その成長についてスカウトから見られすぎたという事は否めず、またその背番号1の重さと周りからの期待は重く感じられたのかもしれない。

次のステージでは成長を意識し、1年目からではなく最終年にターゲットを合わせてほしいという思いがある。

箱山選手も3年時はセンバツで優勝し、その後は主将として捕手としてプレッシャーと戦う中で弱さも見せていた。それでも夏にはしっかりと甲子園に返ってくるなど結果も残していた。次のステージではまずは下級生でそのプレッシャーのない状態でのびのびとプレーしてみてほしいと思った。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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