三菱重工神戸・守安玲緒投手が2勝で都市対抗王手、ゴールドジムベースボールクラブが鷺宮製作所に勝利

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 社会人野球は都市対抗出場を争う予選で激しい戦いが繰り広げられている。近畿2次予選では三菱重工神戸・守安玲緒投手が大阪ガスを完封し、都市対抗出場に王手をかけた。また東京2次予選ではゴールドジムベースボールクラブが鷺宮製作所に勝利する金星を挙げた。小説やドラマで話題のルーズヴェルト・ゲームのモデルとされている鷺宮製作所は都市対抗出場が断たれた。

エース守安君臨

 三菱重工神戸は守安玲緒投手のチームになった。富士大でドラフト候補として注目されたが三菱重工神戸入りすると、最速148km/hの速球と鋭い変化球で毎年のようにドラフト候補として名前が挙がり社会人も5年目となった。社会人でフォームの特徴が大きくなり、プロのスカウトもなかなか指名しにくい感じにもなっていた。

 2次予選では日本生命戦で先発し勝利投手となると、この日は大阪ガス戦で先発し、4安打10奪三振で完封した。守安投手は「打者に強い向かい風が吹いていたことで、まっすぐで押して行きました。」と経験を活かしての投球だった。

 守安投手は現在26歳、プロでは井納翔一投手が26歳で指名を受け、2年目の今年は既に7勝を挙げている。球速も変化球も力のある投手なので、このままのピッチングを都市対抗で見せられれば、動く球団はあるかもしれない。

 

ゴールドジムベースボールクラブが金星

 2次東京予選ではゴールドジムベースボールクラブが鷺宮製作所に4-2で勝利した。2次東京予選でクラブチームが社会人チームを破ったのは2004年以来とのこと。ゴールドジムベースボールクラブはヘッドコーチを西武で守備の職人として長い間活躍した上田浩明氏が務め、セカンドで守備につく姿も見られる。

 高校野球、大学野球、社会人野球と活躍を続けて野球のレールに乗り続けられる選手は少ない。その途中に挫折する選手はこれまでは受け皿は無かったものの、近年は独立リーグやクラブチームで活躍しプロ入りして活躍する選手も出てきている。このようなクラブチームが活躍を見せる事は素晴らしい事だと思う。

 一方、鷺宮製作所はこの敗戦で都市対抗出場が断たれた。ルーズヴェルト・ゲームのモデルとして話題となっていたが、都市対抗でその姿は見られない。

 しかし、今年入部した青山学院大出身の齋藤英輔投手や東北福祉大出身の永田恭一選手はプロも獲得を狙う逸材で、特に齋藤投手が復調を見せれば強豪としてのし上がってくるだろう。

 

三菱重工神戸・守安好投で都市対抗に王手 - ニッカンスポーツ・コム:2014/5/26

  三菱重工神戸がエース守安玲緒(26=富士大)の好投で、決勝進出を決めた。激しい雨が降る中、守安は5回まで完全投球。6回に先頭打者に初安打を許し、犠打で1死二塁と攻められたが、そこから2者連続三振。4安打10奪三振無四球で大阪ガス打線を完封した。

 初回に3点を先制すると、4投手の継投で逃げ切った。06年から指揮を執る手塚栄司監督は「実力は圧倒的に向こうが上。野球は恐ろしいスポーツ」と話した。東京2次予選でクラブチームが企業チームを破るのは04年に西多摩倶楽部が明治安田生命を下して以来10年ぶり。指揮官は「まだまだですが、いいチームになれるようにやっていきたい」と飛躍を誓った。


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